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茶道部、お昼のティータイム

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 気温がぐっと下がって、朝のエントランスもこの秋初めて15℃を下回りました。登校時にはマフラー等の防寒着を身につけている生徒が増えてきました。
 そんな中、日頃は旧自彊会館1階にある作法室で活動している茶道部がお昼休みにティータイムを中庭で開催してくれました。今日の中庭は少し肌寒かったですが、ベンチテーブルを囲んでたくさんの生徒が抹茶を楽しんでいました。温かいお茶で生徒の皆さんもホッとする一時を過ごしたと思いますが、楽しそうにおしゃべりしながらお茶を楽しむ生徒の皆さんの姿を見て、こちらもホッと心が和むお昼休みとなりました。このティータイムは明日も開催されます。茶道部の皆さん、ありがとうございます。

総合学科での選択の意味

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 11月も下旬に入り、秋も深まる中、御堂筋の銀杏もきれいに色づいてきました。
 さて、オープンスクールや学校説明会で中学生や保護者の方々から「総合学科では自分の興味関心に合わせて、好きな科目だけ選択するということですか?」という質問をよくいただきます。確かに総合学科では興味関心にあわせて科目を選択し自分独自の時間割を作ります。もちろん自分の好きな科目や得意な科目を選択し、自らの力を伸ばしていくことも大切ですが、総合学科ではそれだけではなく、もっと生きていく上で大切な力をつけて欲しいと考えています。
 言うまでもなく人生は選択と決断の連続であり、自分の選択の結果はすべて自分で責任を取らなければなりません。そこで総合学科では、①個々の生徒がまず自分の将来に対して「興味関心」を持ち、②自分の将来の目標をしっかりと見定め、③その実現のために、今しなければならないしんどいことやつらいことを、人から言われたり、やらされたりするのではなく、自らが主体的に選択することを通して、④どんな困難に直面しても逃げたり、簡単にあきらめたりしない力を身につけることを目標としています。
総合学科での選択を通して、あえて困難にチャレンジする姿勢とどんな厳しい状況でも生き抜いていける力を身につけて欲しいと思います。

第13回近畿地区高等学校総合学科教育研究大会(その2)

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 昨日の第13回近畿地区高等学校総合学科教育研究大会(京都大会)のご報告の続きです。
 生徒発表後の教員からの報告は京都府立久美浜高校と福知山淑徳高校より包括的な学校での取組みについての報告がありました。私が出席しました分科会では福知山淑徳高校の「総合講座」の取組みについてに報告がありました。この講座は総合的な学習の時間として実施されており、毎週木曜日の5,6時間目に1~3年合同で実施され、3年間で6単位に相当します。興味関心を中心に31講座が設定されており、それらは学園祭で必ず発表することになっているそうです。もともと実学・実技を中心とした女子教育からスタートしている伝統の上に、洋裁関係から美術関係、作動、和太鼓など多彩です。
 いつも他の総合学科の取組みの報告を勉強させていただくと思うことですが、それぞれの学校の伝統や成り立ちから、総合学科の高校の数だけ、総合学科の高校の特色があるということ、しかし、自ら主体的に学ぶことを基本として学んだことを何らかの形で発表し、コミュニケーション力やプレゼンテーション力を育成すること重視していることがすべての総合学科高校に共通しているということを改めて実感しました。
 記念講演では仏教大学教育学部教授で教育学部長の原清治先生より「総合学科に期待するもの」というお話をいただきました。学力、フリーター、ボランティアに至るまで大変具体的な事例から昨今の高校生・大学生の姿から見える教育の課題についてのお話で大変興味深い内容のものでした。特に大学の就職希望者の面接マニュアルに「面接中に携帯電話に出てはいけません」とまで書かれている実態やフリーターになる率は中学校の成績が上位で、高校の成績が下位の者が最も高いといった衝撃的なデータなどから、生徒の自己開示を促し、自己効力感や自尊感情の醸成の大切さ、自分に自信のない状態では進路選択できないなどとても参考になるお話でした。大変たくさん参考になる事例や刺激を受けることのできた研究大会でした。来年は滋賀県で開催されます。

第13回近畿地区高等学校総合学科教育研究大会

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 本日、第13回近畿地区高等学校総合学科教育研究大会(京都大会)が開催されました。会場は京都府亀岡市にある総合学科の京都府立南丹高等学校です。近畿地区(兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀、大阪)には43校あり、毎年1回、各府県持ち回りで、研究大会を開催しています。
 午前に南丹高校の授業見学、午後より開会行事と生徒発表、教員発表、記念講演が実施されました。
 生徒発表では京都府内にある4校(府立2校、私立2校)の総合学科に学ぶ生徒の皆さんがそれぞれの学習と取組みについて紹介してくれました。オープニングでは福知山淑徳高校の和太鼓演奏、そして同校の幼児教育系列の生徒が幼児を対象に創作したミュージックシアターとパネルシアターを披露してくれました。とても工夫され、かわいらしい作品でとても完成度が高いものでした。京都府立久美浜高校からは「環境科学」という学校独自の選択科目での身近な環境問題からさまざまな地球環境問題などについて、幅広く栽培実験や環境調査などを通した取組み、京都府立南丹高校からは亀岡市・立命館大学と連携した地域の自然災害と防災の協同研究、洛陽総合高校からは課題研究「ダンス」選択生徒によりその歴史等についての研究と自分たちで創作した作品を発表してくれました。どの発表もとてもユニークで総合学科らしく主体的な学習への姿勢がとてもよく伝わってきました。それぞれの生徒が時間割だけでなく、課題研究を中心として学習内容そのものを自らが設定し、学習・研究していくところが総合学科で学ぶことの特徴の一つだと思います。

「数学錬成」の授業と総合学科の特徴

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 3年生「数学錬成D」の授業風景です。前後の黒板を使って4名の生徒が問題を解いています。とても静かで4人のチョークが黒板にあたるカッカッ、カッカッという音が教室内に響いています。他の生徒は黙々とそれぞれの問題に向き合っています。生徒が一通り解答し終わったところで担当の教員が詳しく解説していきます。緊張感にあふれたまさに錬成の時間です。 
 本校では3年生の数学として数学Ⅲ(4単位)と数学C(2単位)、そして数学錬成A・B・C・D・E(各2単位)が選択科目として開講されています。生徒は自分の進路に合わせて選択することとなります。例えば、数学錬成Cですと「数学Ⅱの内容について、センター試験レベルの問題を解けるようにする。」ことを目標としており、対象は文系大学および看護医療系の学校を受験する者となります。また数学錬成Eですと「数学Ⅰ・数学A・数学Ⅱ・数学Bの内容について、理系大学および国公立大学2次試験レベルの問題を解けるようにする」ことを目標として、対象は理系大学および国公立大学2次試験を数学で受験する者となります。他の教科も同様に多様な選択科目を設定しています。詳しくはホームページのシラバス(共通履修科目と選択科目の授業計画)をご参照ください。
 このように総合学科ではHRクラスを理系文系や国公立、私立コースに分けるのではなく、個々の生徒が自分の進路実現に向けて科目選択をし、それぞれの時間割を作ります。履修する科目のほとんどが自分で選択した科目なので、学習のモチベーションも高くなります。また、HRクラスには多様な進路希望をもった生徒が混在しますので、よりお互いを刺激しあうとともに、多彩な個性を認め合ったり、視野を広げることができます。これらが総合学科の特徴の一つでもあります。

「税に関する作文」表彰式

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 平成23年度「税に関する作文表彰式」が浪速税務署で行われました。これは浪速区租税教育推進協議会が主催し、毎年実施されているもので、本年度も浪速区内の中学生・高校生から応募された広く税に関する作文の中から優秀なものが表彰されました。
 応募数は中学校113点、高校202点で、本校からは浪速区租税教育推進協議会会長賞に坂田花さん(1年)「税と私」、浪速税務署長賞に八田勇作さん(1年)「税金がつくった図書館」、島田梨沙さん(1年)「消費税と日本のこれから」、浪速区長賞に森木乃美さん(1年)「高校生としての税」、公益社団法人浪速納税協会会長賞に川口麻里亜さん(1年)「平等な税とその使い道」、浪速区納税貯蓄組合連合会会長賞に星野智子さん(1年)「税について考える」、近畿税理士会浪速支部支部長賞に林咲希さん(1年)「感謝の気持ち」がそれぞれ選ばれ、表彰されました。税金はいうまでもなく私たちの暮らしを支える根幹となるもので、一人ひとりが税に対する高い関心を持つことは民主主義社会の形成においてとても重要です。これからもしっかりと租税教育の振興に取組んでいきたいと思います。
 なお、生徒の皆さんの作品は写真のように浪速区役所の1階ギャラリーに11月22日(火)まで展示されていますので、ぜひご覧ください。

1年生家庭科の授業

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 今日は1年生の家庭科の授業を見学しました。内容は布のペンケースとティッシュケースづくりで全4時間の実習となります。このクラスは今日が第1回目の授業で、布への印つけと裁断、そしてアイロンかけまでの工程を行っていました。裁ちばさみやアイロンの扱いに慣れている生徒、慣れていない生徒とスキルの差はかなりあるようですがお二人の先生の指示に従い、また生徒同士で教えあいながら作業を楽しそうに進めていました。いずれ完成した生徒の皆さんの作品はエントランスにも展示されることと思います。どんなティッシュケースやペンケースが出来上がるのか完成が楽しみです。 
 家庭科は座学も含めて最も日常生活に密着し、かつ実践的な内容の授業で、私たちの日常生活の質を高めていくために必要な知識や技能がたくさん詰まっています。楽しみながらも日頃の自分の生活に活用していくことを考えながら取組んで欲しいと思います。

PTA花壇教室と学校協議会

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ご報告が遅れましたが、先週の土曜日は秋季オープンスクールと平行して二つの行事が開催されました。一つはPTAの花壇教室、もう一つは今年度第2回の学校協議会です。
 PTA教室ではクリスマスに合わせてのポインセチアと今年同様に来年の春には綺麗な花を咲かせてくれるチューリップの球根を植えていただきました。学校を一年中綺麗な花々で飾り、生徒や教職員をはじめ、本校を訪れる方の心を和ませてくださり、本当にありがとうございます。色とりどりの花を咲かせてくれる来春が今から楽しみです。
 学校協議会では前回(6月)以降の本校の取組みについてご報告し、さまざまな角度から学校へのご提言を頂きました。「よりよい授業をめざす授業評価」につきましては、アンケートにより数値化することも大切だが、数値化することによって数字だけが一人歩きしてしまうことに留意する必要がある。本当に生徒たちの声やニーズに答えるために、丁寧に生徒たちの声を聞くことができる調査の工夫をご指摘いただいました。授業づくり、学校づくりは何よりも生徒と教員の信頼関係の構築がその出発点となります。その意味で教員がしっかりと生徒の声を受けめ、日々の教育活動に反映できるシステムの構築が大切だと思います。貴重なご意見をございました。また、受験の学力は大切だけど、それだけではなくクラブ活動や行事、志学を通して学力プラスアルファーの生徒の育成をこれまでの取組みを継続発展させながら続けていってほしいとのご意見も頂戴いたしました。生徒、保護者、そして学校協議会の皆様のご提言をしっかりと受け止めて、今後の学校経営に活かしてまいりたいと存じます。

防衛大学校開校記念祭

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 今日は防衛大学校の第59回開校記念祭に行って来ました。防衛大は三浦半島の先端、横須賀市にあるので、昨夜は横浜に一泊し、今朝横須賀まで移動しました。といいますのも横須賀市内のホテルは全て防衛大の学生の保護者や友人で埋まってしまっています。全寮制なのでこの時に学生に会いに全国から集まってくるそうです。
 開校記念祭というのは文化祭と体育祭が一緒になったような行事で近隣の方々もたくさん来校されており、学内はたいへんな混雑です。今回はご招待を受け、私を含めて府立高校三校の校長と訪れましたが、今宮高校卒業生(総合学科10期生)で防衛大に在学中の松本全司さんが副校長室まで挨拶に来てくれました。松本さんから大学校での学生生活の様子をいろいろとお聞かせいただきましたが、建設環境工学科(土木工学)を専攻しており、アメリカンフットボール部に所属しているそうです。とても充実した毎日を送っており、卒業後は陸上自衛隊に入隊するということです。健康には気をつけて頑張ってほしいと思います。その後、観閲式や儀仗隊の演技、学生寮や学内を見学させていただき、最後に開校記念祭の名物行事である「棒倒し」を観戦させていただき、帰阪しました。
 私は始めての防衛大学校を見学させていただきましたが、一般の大学とは違い、防衛学や訓練課程がある一方で、専攻の勉強中心の四年間であることも知りました。
 天候にも恵まれ、学生寮の屋上から東を見ると、秋の東京湾がきらきらと輝やいていました。

秋季オープンスクールを開催しました。

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 本日、秋のオープンスクールを開催いたしましたところ430名を超えるたくさんの中学生とその保護者の皆様にご参加いただきました。本当にありがとうございました。歓迎のオープニングとして吹奏楽部の演奏とダンス部の演技を楽しんでいただいた後に、校長より学校の概要説明、そして生徒自治会長より自治会活動と学校行事について紹介と説明をさせていただきました。司会は放送部が担当してくれました。
 それから各クラブ員の案内で教室や実験室で22講座に分かれての体験授業、その後に部活動見学と多目的ホールでのミニコンサート(軽音フォーク部・エレキ部、吹奏楽部、ダンス部)と続き、かなり遅くまで中学生の皆さんが学校で過ごしてくれました。また、同時に個別の相談会も実施させていただきました。
 天候にも恵まれて秋らしい爽やかな土曜日、参加していただいた方々には本校の取組みや生徒たちの様子、学校の雰囲気などを十分に体験していただけたかと思います。是非、進路選択の参考にしていただければと存じます。なお、12月10日(土)にも学校説明会を開催いたします。
 また、本日の開催にあたってはPTAの皆さん、特に1年生の保護者の方々には大変お世話になりました。朝早くからお集まりいただき、新今宮駅や大国町駅から通学路の辻辻にのぼりやプラカードを持っての案内役、校門や体育館では体験授業等の受付などたくさんのご支援をいただきました。おかげさまで秋のオープンスクールを円滑に実施することができました。心より感謝申し上げます。