本日、第13回近畿地区高等学校総合学科教育研究大会(京都大会)が開催されました。会場は京都府亀岡市にある総合学科の京都府立南丹高等学校です。近畿地区(兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀、大阪)には43校あり、毎年1回、各府県持ち回りで、研究大会を開催しています。
午前に南丹高校の授業見学、午後より開会行事と生徒発表、教員発表、記念講演が実施されました。
生徒発表では京都府内にある4校(府立2校、私立2校)の総合学科に学ぶ生徒の皆さんがそれぞれの学習と取組みについて紹介してくれました。オープニングでは福知山淑徳高校の和太鼓演奏、そして同校の幼児教育系列の生徒が幼児を対象に創作したミュージックシアターとパネルシアターを披露してくれました。とても工夫され、かわいらしい作品でとても完成度が高いものでした。京都府立久美浜高校からは「環境科学」という学校独自の選択科目での身近な環境問題からさまざまな地球環境問題などについて、幅広く栽培実験や環境調査などを通した取組み、京都府立南丹高校からは亀岡市・立命館大学と連携した地域の自然災害と防災の協同研究、洛陽総合高校からは課題研究「ダンス」選択生徒によりその歴史等についての研究と自分たちで創作した作品を発表してくれました。どの発表もとてもユニークで総合学科らしく主体的な学習への姿勢がとてもよく伝わってきました。それぞれの生徒が時間割だけでなく、課題研究を中心として学習内容そのものを自らが設定し、学習・研究していくところが総合学科で学ぶことの特徴の一つだと思います。