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枚岡樟風高校創立10周年式典に出席しました。

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 本校も含めて大阪にある総合学科高校12校の内の一つ、大阪府立枚岡樟風高校の創立10周年記念式典が東大阪市民会館で開催されました。同校は大阪府立食品産業高校と玉川高校を再編統合し、平成13年に総合学科の枚岡樟風高校として新たなスタートを切られました。そして「これからの社会を生き抜く若者を育てる」ことを学校のミッションとして意欲的に学校改革を進められ、平成22年より新たに6つの系列を設置されています。今日の式典では「農と自然系列」の生徒さんの素晴らしい学習の実践報告を聞くことができました。また、共生推進教室が設置されており、障がいのある生徒と『ともに学び、ともに育つ』をスローガンにさまざまな取組みを進められており、推進教室の生徒の生き生きとした発表もきくことができました。また、同じ総合学科高校として本校のダンス部をゲストとして呼んでいただきダンスを披露させていただきました。ダンス部からは総合学科で学ぶ仲間として頑張りましょうというエールを送らせていただきました。創立10周年、本当におめでとうございます。
 また、戎橋筋商店街主催の「えびすばし博」のイベントの一つとして戎橋商店街の丹青堂さんの前で書画部が開催している絵手紙教室の様子を見に行きますとたくさんの人で賑わっています。イベントのスタッフの方に聞くと大盛況とのことでした。11:00から19:00と長丁場で今日だけでなく明日も開催されます。書画部の皆さんは大変だと思いますが明日も書画の楽しさを多くの人に紹介してくださいね。

充実の秋に向けて

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 中間考査が終了し、生徒たちの元気な声とクラブ活動に頑張る姿がかえってきました。玄関のそばでは、今高祭で環境問題の取組みをしたECO隊が、文化祭で集めた割り箸を並べて整理していました。これから割り箸を紙等にリサイクルしてくれる会社の送るということです。これからもしっかりとECOの取組みを続けて下さい。
 これから秋も深まり、勉強にもクラブにも最も適した季節になります。是非、生徒の皆さんには充実した秋を送ってほしいと思いますし、特に3年生にとっては受験勉強も最後の追い込みとなります。受験勉強は他者との競い合いというよりも、ついつい挫けそうになってしまう自分自身との闘いです。そして、ここでの踏ん張りは大学の合否以上に将来の生きていく力に繋がっていきます。
 また、今日は大阪市立真住中学校の説明会に参加させていただきました。中学生の高校選びも本格化する季節となりました。本校も11月12日(土)午後にオープンスクールと体験授業を、そして12月10日(土)午後にもオープンスクールを開催いたします。また、この日以外でも随時学校見学をしていただけますので、本校に興味のある方は是非学校にお越しいただいて、本校の様子を見て下さい。
P.S:ダンス部の国際大会出場を祝う応援幕を体育館3階のベランダに設置しました。

戦没画学生人名録

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 先日、私のもとに一冊の本と手紙が届きました。本の題名は『新版 戦没画学生人名録』戦没画学生慰霊美術館「無言館」編とあります。そして添えられた手紙には次のようにしたためられていました。今宮中学校を卒業し、画家をめざしながらも戦死した伯父、中村良明のことが記された本を送ります。今宮高校には伯父の遺作集「童女 中村良明遺作集」が置いてあると思うので、この本を一緒にして戴きたいとありました。
 人名録の付箋の張られているページを開きますと、そこにはお写真と「大鐡風景」という絵とともに中村良明さんの紹介がありました。今宮中学校卒業後、絵の勉強中に召集され、1940年(昭和15年)1月2日、中国広東省潮安県西塘付近での戦闘に指揮班連絡係として参加、敵陣への突撃の際、心臓部に貫通銃創をうけ戦死。亨年27才ということです。図書室や自彊会館を探して、ようやく「童女 中村良明遺作集」を見つけました。本の中には、中村良明さんの写真、たくさんの作品の写真、そして中村さんが記された軍隊日記、日記、随筆、書簡、俳句などが収められていました。
 画家としての志半ばで戦地に散った中村良明さんに思いを馳せると、胸が締め付けられます。70年の時を経ても中村良明さんの生きた軌跡は消えることはありません。遺作集と新しい人名録を一緒にして大切に保管しておくとともに、機会を見つけて生徒の皆さんにも紹介したいと思います。

卒業生のお客様

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 中間考査も中日を終え、残すところあと2日となりました。数学科の前は質問の生徒で賑わってます。最後まで気を抜かず、あきらめずに精一杯頑張ってください。
 さて、今日のお昼頃、一人の卒業生の方が学校を訪ねていらっしゃいました。今宮中学校31期生の尾関精孝、89歳の方です。杖はついていらっしゃいましたがかくしゃくとしておられ、今日は東京から所用で大阪まで来たので母校に立ち寄ったということでした。ご自身の中学校時代の写真もお持ちになられ当時の様子をお話し下さいました。尾関さんは水球部の選手で当時から打倒茨木中学(高校)ということで頑張られ、3年次に勝利し、その年は関西学院にも勝ち、全国制覇も成し遂げられたそうです。卒業後は親の仕事の関係で東京に移られたとのことでしたが、母校には20年ぶりの訪問ということです。当時の水球部写真を示しながら先生の話、戦争で亡くなってしまった多くの同級生たちの話など、お話しを聴けば聴くほど母校とその友人たちへの溢れんばかりの思いが伝わってきました。こうした先輩たちに支えられて現在の今宮高校があることを忘れずに、在校生の皆さんも今高を愛し、誇りを持って毎日の学校生活を充実させて下さい。

職員人権研修会を実施しました。

 中間考査中ということで午後より職員人権研修会を実施しました。今回のテーマは在日外国人生徒の教育についてコリアNGOセンター事務局長の金光敏(キムクァンミン)さんを講師にお招きし『学校のサンクチュアリ ~マイオリティの子どもの教育を考える~』と題して講演していただきました。昨今の在日外国人の基本動向からはじまり、在日三世である自らの生い立ちも重ねながら在日外国人の子どもたちの気持ち、保護者の気持ちなどを熱く語られました。特にかつての在日韓国・朝鮮人の子どもたちの受けた差別の実態が今も新たに渡日してきた中国、ブラジル、東南アジア諸国などの子どもたちにも繰り返されている現状を踏まえて、学校と教師のあり方についての鋭い問題提起を投げかけられました。演題の「学校のサンクチュアリ」とは金光敏さんの「学校は子どもたちにとって最も安全で安心する場所であってほしい」という強い願いが込められたものです。そのためには、教師は生徒の背景をしっかりと把握して、子どもたちを支援、エンパワメントしていく姿勢が求められます。改めて私たち教員の子どもたちに向かう姿勢と使命の大切さと重さを再認識させていただきました。お忙しい中、長時間にわたり多くの示唆に富んだお話をしていただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げますと共に、今後の教育活動に活かして参りたいと存じます。

今日から2学期中間考査です。

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 2学期中間考査が始まり、考査中の静まり返った教室前の廊下を歩くととても緊張感に溢れています。生徒の皆さんにとっては最終日の21日(金)まで大変な一週間ですが、日頃の学習の成果を思う存分発揮して下さい。期待しています。
 また、学校のあちらこちらに秋に花がきれいに咲いてくれています。試験勉強に疲れたら、きれいな花を見て気分転換をしたり、元気をもらって下さい。息詰まったり、焦ったり、悔んだりばかりいると心がカチカチになってしまいエネルギーは湧きあがってきません。そういう時は、花をじっくりと見て下さい。花は鑑賞すればするほど美しさが心に沁みてきてカチカチになった心をほぐしてくれます。柔らかな心になったら、新しいエネルギーの泉が湧いてきますよ。

「毛馬の閘門」と蕪村の句碑

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 今日は日曜日で学校はグランド開放です。少年野球の子どもたちが元気にグランドを走っています。生徒の皆さんは明日から始まる中間考査にむけての試験勉強は順調に進んでいますか? 
 さて、この間の木曜日(10/13)、大阪市立淀川中学校の進学説明会にお招きいただき本校の紹介をさせていただきました。都島区毛馬にある中学校で本校からは遠い感じがしていましたが、実際には地下鉄大国町から中津まで10分ちょっと、地下鉄中津から市バスで15分、バス停から学校まで10分で40分ほどで到着しました。思いのほか近かったのでびっくりで、少し早く着いたので中学校のそばにある淀川の堤防に登ってみました。
 大きな淀川がゆったりと流れ、前方には淀川大堰、そして南側には有名な「毛馬の閘門(こうもん)」があります。「毛馬の閘門」は新しくなる淀川と旧淀川を行き来する船の航路確保を目的に、毛馬第一閘門が明治40年8月に建設され、淀川と旧淀川では水位に差があるため、船は閘門内で水位調節の間停泊し、その後それぞれの川へ出ていきました。毛馬閘門は、昭和51年1月まで使用され、その役割は現在の毛馬閘門が引き継いでいると毛馬第一閘門前の説明プレートに解説されていました。
 そのすぐそばに立派な石碑が立っています。与謝蕪村生誕地の句碑で、「春風や堤長うして家遠し」という句が刻まれています。これは「春風馬堤曲(しゅんぷうばていきょく)」に、故郷の毛馬村への想いを託して詠まれたもので、蕪村自身の筆跡を拡大して刻まれたものだそうです。
 秋風に吹かれて堤防からゆったりと流れる淀川を見ていると、なんとなく穏やかな気持ちになりました。

第3回PTA実行委員会、スポーツ交流会等

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 中間考査直前の土曜日です。たくさんの生徒たちが各学年とも自習学習会や講習で登校してきています。2年生だけで100名くらい登校して自主学習しているようです。また、生徒の質問に答えるために多くの教員が出勤しています。生徒の皆さんは学校や教員を最大限活用して学習して下さい。
 さて、本日は生徒のほかに保護者の方も大勢学校にお見えになられています。まず、午前中はPTAのスポーツ交流会でした。体育館においてソフトバレーボールでいい汗を流されていました。私も参加させていただきましたが、結構ハードでした。
 午後からはまず1時から2年生の保護者を対象とした進路説明会を開催いたしました。80名を超す保護者の方にご参加いただき、本校より進路指導に関する今後の方針や学習についてご説明させていただきました。   
 2時半からは第3回PTA実行委員会を開催。文化祭・体育祭・後夜祭と今高祭ではPTAの皆さんには大変お世話になりました。改めて感謝申し上げます。また、11月にはオープンスクール(11/12)のお手伝いをお願いすることになります。なにとぞよろしくお願いいたします。また、11月5日(土)には後援会・PTA合同研修会、12日(土)には花壇教室、12月3日(土)には文化講座「茶道教室」が、年明けの1月7日(土)にはPTA芸術鑑賞(劇団四季「サウンド オブ ミュージック」)が予定されています。生徒同様、秋から冬のPTAの活動も盛りだくさんです。

英語と書道の授業見学

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 週明けから中間考査が始まりますので、考査前の最後の授業日です。今日は3年「英語演習」の授業と「楽しい書道A」の授業を見学しました。
 「英語演習」の授業ではLAN教室でコンピュータを使った学習が行われていました。内容は並べ替えによる英作文で、生徒たちの反応はどうかなと見ていますと、みんなとても一生懸命にパソコンの画面に向かっていました。正解するとチャイムが、間違うとブザーが鳴るので、クイズかゲームの感覚で取組んでいるようです。一人ひとりの進度が異なるので、担当教諭は教室を巡回しながら、それぞれの生徒の質問に答えたり、アドバイスをしています。一斉授業としっかりとペンを走らせる学習がもちろん基本でとても大切ですが、個々の進度に合わせてステップアップさせていく学習方法としては有効な方法の一つだと思います。
 午後からは「楽しい書道A」の授業を見学しました。こちらは基本的にそれぞれが自分の課題に取組む授業ですが、生徒たちはより高い完成度をめざしていました。牛乳でまず字を書いて、裏から墨やアクリル絵の具をしみ込ませ、字を抜いて表現する作品づくりです。いつもながら生徒たちの自由な発想には驚かされます。仕上がりがとても楽しみです。こうして書道や美術の授業で作成された作品がいつも玄関ホールをはじめとして校内いたるところに展示され、私たちを楽しませてくれています。

体育の授業

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 3学年と1学年の体育の授業を見学しました。本校の体育の特徴は生徒たちが本当に楽しそうに一生懸命取組んでいるところです。
 授業は基本的に2クラス男女一緒で種目を年四回程度自分で選択します。今日の3年生は2学期の後半に行う種目選択を行っていました。3年生は1学期の前半にバレーボール、サッカー、軟式・硬式テニスから、1学期後半と2学期前半は軟式・硬式テニス、ソフトバレー、卓球、水泳、アルティメット(フリスビーを使ったアメラグのような競技)から、2学期後半はバスケットボール・軟式・硬式テニス、ソフトボールから選択し、それぞれの生徒は4つの種目に取組むことになります。今日、見学した授業では2クラスの生徒が各競技の人数調整をしつつ、それぞれが選択種目を決定し、グランドやテニスコートやグランドに種目ごとに分かれて行きました。その中でまた班に分かれて、班長・副班長・体操・トレーニング・用具の係に分かれて授業に取組んでいきます。点呼・準備体操は班ごとに班長や係が中心となって進めていきます。選択を基本として自らが主体的に学習を進めていくところがとても総合学科らしいいところだと思います。