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愛をこめて花束を。

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 玄関の大きな窓に掛けている書画部の作品が変わりました。4月当初は新入生歓迎の意で「夢の蕾を咲かそう」という作品でしたが、今回の作品は「愛をこめて花束を」をです。
 この作品は先週の日曜日に開催された御堂筋フェスタで芥川高校の和太鼓部とのコラボレーションで描いた作品です。横10メートルの大作で玄関の中庭に通じる大きな窓いっぱいに広がっています。母の日にちなんで、日頃はなかなか感謝の気持ちを表せないけど、しっかりと愛をこめて書いたと御堂筋フェスタでは話してくれていました。素直に感謝を表すのは照れくさくて、普段はぶっきらぼうだったり、憎まれ口を叩くけど、本当は感謝しているという生徒がたくさんいると思います。書画部の作品に一人ひとりが自分の思いをこめて欲しいと思います。
 さて、明日からいよいよ1学期の中間考査です。特に1年生にとっては高校生になってはじめての定期考査となります。緊張もしていると思いますが、日頃の力を存分に発揮してください。生徒の皆さんの健闘を祈ります。

親子の天体観測教室①

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 平成25年度第1回の教養講座を開催しました。地学の松本教諭による「親子の天体観測教室①」で午後6時という遅い時間の集合でしたが、40名近くの親子の方々にご参加いただきました。
 空模様が少し怪しかったので、まずは天文地球部員の協力の下、多目的ホールでプラネタリウムの上映を行いました。狭い手作りドームは満員状態でしたが、天文部員のおもしろい説明に「おー!」「「ほー。」といった感嘆や感心の声が上がっていました。
 そして地学教室に移動して、今度は展球技の作成です。ここでも天文部員達が説明と指導を行ってくれ、参加者たちは一生懸命に作成していました。
 最後にグランドに出て天文観察です。あいにくの曇り空で土星と木星は観測できませんでしたが、何とか月は観測することができました。とても性能のいい天体望遠鏡なので、始めて見る鮮明な月の表面にここでも驚きと喜びの声が上がり、子ども達の笑顔がとても輝いていました。参加した子供たちはきっと天文に興味をもってくれたと思います。
 担当の松本先生、天文地球部員の皆さん、お疲れ様でした。おかげさまで今年の教養講座も素晴らしいスタートを切ることができました。

新しいポスターとチラシ

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 今年度の広報用ポスターとチラシが完成しました。ポスターは例年のように各クラブの部長に集まってもらって、今宮高校の楽しさをアピールしてもらっています。みんなとてもいい笑顔です。また、今年は従来のポスターと学校案内に加えて、A4サイズのチラシも作成しました。表面はオープンスクールや学校説明会の案内、裏面は本校の特色ある科目や行事、そして進路状況などの簡単な情報を掲載しています。来週から1学期の中間考査が始まりますが、これからこうしたポスターやチラシを持って教員が各中学校を回らせていただきます。とはいっても生徒の通学範囲がとても広い学校なのですべての中学校を回ることはできませんが、できる限り多くの中学校をてわけして訪問したいと思っています。
 私たちが学校を広報する目的は単なる宣伝ではありません。少しでも本校のことを知っていただき、今宮総合学科としての教育システムや目標、そして教育内容に魅力を感じていただいて、入学していただきたいと願っています。そのためにも、百聞は一見に如かずです。中学校の生徒さんにお願いしたいことは、是非オープンスクールや学校説明会に来てほしいということです。学校や在校生たちの雰囲気を実際に肌で感じてほしいと思います。早速来月6月8日(土)には今年度初めてのオープンスクールを開催いたします。たくさんの中学生、保護者の皆様がご来校されますことをお願い申し上げます。

1年生人権学習

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 今日の午後、1年生の人権学習をリバティおささか(大阪人権博物館)で行いました。お昼休みの後、いつものように全員徒歩でリバティおおさかへ移動し、6クラスを2班に分けて、講演と見学の入れ替え制での学習会です。
 館内にはさまざまな人権に関するテーマに関して、豊富な資料が展示されており、生徒の皆さんは一生懸命に見学してくれていました。講演はリバティおおさかの学芸員の方から、「江戸時代の身分と仕事」というテーマで、主に今宮高校がある浪速区の歴史を中心にお話しをして下さいました。江戸時代の古地図をもとに当時の大阪の街の様子、そして当時、市街地の南のはずれにあった現在の浪速区には江戸時代から皮革産業を中心とする被差別の地域があり、そこでは雪駄や太鼓づくりが行われていたというお話を分かりやすく解説して下さいました。
 人権問題は遠くの問題ではなく、私たちの生活に密接につながったものであり、自分たちの身近な問題としてとらえていくことが大切です。今日の講演と見学だけでは少し時間が短かったと思う人は、是非、もう一度リバティおおさかを訪れて、ゆっくりと見学をし、学習を深めて下さい。

国語科公開研究授業を開催しました。

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 今年は気温差が激しい日が多く、昨日のように真夏の暑さになったかと思えば、急に寒くなったりで、保健室によりますと風邪等で体調を崩してしまった生徒が少し増えているようです。中間考査も近いので十分に体調管理をして下さい。
 今日の午後は国語科小山指導教諭による選択科目「私達の立っている場所」の公開研究授業が行われました。指導助言に京都教育大学の植山教授にもお越しいただき、各校、大学の研究室などから30名を超える参加者で公開授業の教室は満員状態となりました。この授業は「教材を読み込む」「理解を話し合い共有する」「資料を作成する」「わかりやすく発表する」など、言語活動を複合的に組み合わせて日常を生き抜くことばの力をつける授業を目指していますが、生徒たちは丸山真男の『「である」ことと「する」こと』をテーマにしっかりと教材を読み込み発表してくれていました。また、授業後の研究協議ではこの授業についての活発な議論がなされました。各校においても生徒たちが主体的に学ぶスタイルの授業の展開がこれまで以上に実践されることを期待します。
 また、夏休みには国語教育に関する少し大きな学習のためのワークショップを現在企画中です。「授業力」アップの鍵は教員の主体的かつ相互的な実践交流による授業研究だと思います。

新しくできた「能楽同好会」の紹介です。

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 この四月から新しい同好会として「能楽同好会」が誕生しました。現在、約10名程で活動を行っています。先日、私も練習を見学させていただきましたが、なにしろ勉強不足で「能楽」についてまったくと言っていいほど知りません。しかし、練習場所の新自彊会館に入りますと、謡いの声と優美な舞いで独特の空気が伝わってきました。能楽師シテ方宝生流の石黒実都先生にご指導いただき、生徒たちはもちろん全員初心者ではありますが、熱心に練習に取組んでいました。顧問の先生にお話しを聞きますと、部員たちの意欲はとても高く熱心だということです。また、近々に大学生と高校生の大会もあるということで、現在はデビューにむけて詰めて練習を行っているそうです。
 しかし「能楽」をしようという呼びかけに、すぐに10名程の生徒が集まってくるところも今宮高校らしいところで、さまざまなことにトライしようする気持ちがとても嬉しく、頼もしいです。将来は今宮高校の名物クラブの一つになってくれるといいですね。また、今年の今高祭でも是非「能楽」を披露してほしいと期待します。

美術部主催のスケッチ会

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 一気に夏がやってきたような今日、先週土曜日に実施した公開授業の代休を活用して、美術部主催のスケッチ会が開催されました。場所は海遊館ということで、私も参加させていただきました。
 朝から美術部員も含めて20名の生徒が市営地下鉄中央線大阪港駅に集合して、海遊館へ。それぞれが好きな画材やカメラを持ってゆっくりと魚だけでなく、カワウソやペンギンなどをスケッチです。ウィークデイということで、普段よりは来館者は少ないということですが、それでも遠足の小学生や幼稚園児、海外や国内各地からの観光客でたいへん賑わっていました。そんな中で、生徒達は写真を撮ったり、観賞用のベンチでスケッチブックを広げてゆったりとした時間を過ごしていました。
 それにしても水族館というのは本当に不思議な空間で、私はずっと水槽の中の魚達を眺めていてもまったく退屈しません。特に水中をまるでスローモーションのようにゆっくりと泳ぐ巨大な魚達の姿を持ていると、自分も同じ空間と時間の中にいるような気がしてきます。美術部のスケッチ会のおかげでとてもいい時間をすごすことができた代休の月曜日でした。

御堂筋フェスタの書画部とダンス部

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 昨日の雨も上がってすっきりとした五月晴れの今日、御堂筋フェスタが開催され、書画部とダンス部が活躍してくれました。
 今年の御堂筋フェスタは御堂筋カッポと同時開催ということで大変な人出でした。本町あたりから高島屋前までを歩行者に開放して、長い祭りの広場といった感じで、書画部とダンス部が出演する「青春ストリート」は千日通りを南に越えたあたりでパフォーマンスを繰り広げてくれました。
 書画部はもう恒例となった芥川高校和太鼓部の皆さんとのコラボレーションです。今日は長さ10mという大作に挑戦してくれました。「愛をこめて花束を」という言葉を見事に書き上げてくれましたが、日頃はなかなか口に出せない感謝の気持ちを母の日にちなんで心をこめて書いてくれたということです。沿道からは大きな拍手が沸き起こっていました。
 ダンス部は「青春ストリート」と並行してよさこいの「みなこいグランプリ」にも出場。パレード演技と舞台演技を披露してくれました。そして、見事にグランプリを獲得してくれました。圧倒的なパワーと卓越したダンスを高く評価されたようです。
 書画部もダンス部も笑顔いっぱいのパフォーマンスで、たくさんの今宮高校の元気とパワーを発信してくれたました。本当にお疲れ様でした。
 さて、明日は代休で学校はお休みですが、20日(月)から始まる中間考査の一週間前となります。気持ちを引き締め、集中して、考査に向けた学習に取組んで下さい。何事にも全力で取組む姿勢が最も大切です。

公開授業とPTA総会を開催いたしました。

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 本日は公開授業、PTA総会、各学年のPTA行事を行いましたところ、朝からの雨にもかかわらず、本当にたくさんのPTAの皆様にご来校いただきました。PTAの皆様がいかにお子様の教育に対して高い関心を持たれているか改めて認識し、私たち教職員の責任の重さを痛感いたしました。さて、公開授業はいかがでしたでしょうか?始めて高校の授業を参観された方も多いと存じますが、静かな環境の中で、一生懸命に生徒たちが授業に取組む様子をお伝えできたと思います。
 公開授業の後の平成25年度PTA総会では、昨年度の活動報告、会計決算、新役員選出、今年度の活動計画、予算についてご検討いただきました。平成24年度のPTA役員の皆様にはこの1年間、PTA活動に熱心に取組んでいただき、学校を支えていただきました事に心より感謝申し上げます。また、新しく役員となられました皆さんにおかれましては、今年度1年間、御苦労をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
 最後に各学年の行事も遅くまで残っていただき、ありがとうございました。特に3年生のPTAの皆さんには進路関係の保護者説明会がこれからも何回か開催されますが、心配な事がございましたら、いつでも遠慮なく担任を始め、本校の教職員にご相談下さい。保護者の方々と学校が密に連携をとって、子どもたちの進路実現に向けて、支援してまいりたいと存じます。
 さて、明日は「御堂筋フェスタ」が開催されます。幸いお天気も回復するということです。本校の書画部とダンス部が出演しますので、お時間がある方は応援よろしくお願いします。午後からですが、場所は御堂筋の終点、元の歌舞伎座の前あたりです。

人権教育の春季研修会

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 金曜日の朝、ダンス部が日曜日に開催される「御堂筋フェスタ」のみなこいグランプリにむけての練習を行っていました。昨日の放課後は書画部も「御堂筋フェスタ」で披露するパフォーマンス書道の練習をしていました。両クラブともどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみです。お時間のある方は是非、「御堂筋フェスタ」にお運びください。
 今日の午後は大阪府立学校人権教育研究会の春季研修会に参加しました。内容は和歌山大学の松浦善満教授による講演で、テーマは「現代のいじめの特徴と対応について-大津いじめ事件から考える-」でした。松浦教授は大津市で生起した中2男子のいじめによる自殺に関する第三者調査委員会の委員を務められ、その実態の解明にご尽力されました。また、長年にわたり、いじめや学級崩壊、不登校の問題について研究されてきた方です。また、海外のいじめ問題との比較研究もされてきました。そうした経験から、いじめ問題のみを取り出して対処療法だけに終始していては、解決にならない。いじめを克服できる学校・学級改革を、とりわけ子どもの社会性を育むことを学校のカリキュラムとして重視すべきだと述べられています。
 改めて、一人ひとりの子ども達の日々の様子をきっちりと把握し、現象の背景を見逃さない教員の態度、学校体制の大切さを学びました。