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中庭の桜が開花しました。

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 今日はお彼岸の中日です。午後からは生憎の雨模様となってしまいましたが、お墓参りに行かれた方も多いのではないでしょうか?「暑さ寒さも彼岸まで」とはよくいったもので、すっかりと春の陽気になってきました。
 そして、ついに中庭の桜も開花しました。もちろんまだ数えられるほどですが、今年も春がめぐってきたなあという感じです。校訓碑のある玄関前の築山にPTAの皆さんに秋に植えていただいたチューリップもすくすくと育ち、ここでも一本ですが黄色い花が開花寸前です。新学期が始まるころには満開となって新入生を迎えてくれるでしょう。毎年、本当にありがとうございます。
 また、今日は春分の日です。春分は24節季の一つで、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という趣旨の国民の休日でもあります。そして太陽が新しい軌道を回り始める日であり、新たな目標を定めたり、新しいことを始めるのにとてもいい日だそうです。春が始まる今日、春分パワーで気持ちも新たに目標に向かって歩み始めましょう。

3学期終業式を行いました。

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 本日、3学期の終業式を行いました。平成23年度の締めくくりでもあり、私からは1年間を振り返ってそれぞれが成長したところやできたこと、できなかったことをしっかりと認識して新学期に備えてほしいと伝えました。また、先日の週刊エコノミストで紹介された本校の記事に触れ、各方面で活躍する人物を数多く輩出している今宮高校の生徒であることを誇りとしてしっかりと学校生活を送ること、今年の卒業生の答辞より自分たちの仲間を誇りとすること、そして、先日学校近くの会社に通われている女性からいただいた今宮高校生の礼儀正しさと優しさをほめていただいたメールを紹介して、日常の自分たちのきっちりとした行動が多くの人々の気持を爽やかにしたり、穏やかにしていることをお話ししました。是非、こうした今高生の良さをしっかりと守ってほしいと思います。
 終業式終了後には2年生の学年集会がその場で引き続き実施されました。いよいよ最終学年となる16期生ですが、3年生としての責任を自覚し、進路の実現に向けて全力を尽くすことなど最後の学年にむけての心構えについての話が学年主任より伝えられました。
 明日からは春休みですが、規律ある生活と日々の学習を怠ることなく、体調と事故には十分注意して、4月8日の始業式を迎えて下さい。

新年度にむけて

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 年度末となり、校内ではハード面でのメインテナンスが続いています。廊下のワックスがけ、普段できないところの清掃や施設の補修などです。今日は大きなクレーン車が入り、5階にあるプールの天井の補修です。本校のプールの屋根は全面ガラス張りですので、その補修は大掛かりなものとなります。昨年度末にはひびの入ったガラスを50枚ほど交換し、今年度末はガラスの周りのシーリングの補修を行いました。また、今年度末は職員室の大改造を行います。具体的には後日説明いたしますが、全各学年の学年主任と担任団が一同に会する大職員室が誕生します。他の個所でも春休み中には補修等が実施される関係で、業者の方の車が出入りしますので、生徒の皆さんは気をつけて校内を移動して下さい。
 また、新2年生と新3年生の教科書・副読本の販売を行いました。生徒の皆さんはそれぞれで購入し、次年度への準備です。購入した教科書等については新学期までに一通り目を通して、できるところから予習を始めておいて下さい。
 明日は今年度のまとめとなる3学期の終業式です。また、保護者の方同伴での合格者説明会を午後2時から体育館で開催いたします。当日は教科書等の物品も配布しますので、大きめのバッグをお持ち下さい。年度末のあわただしい雰囲気が学校を包んでいます。

天文地球部のパンスターズ彗星観測

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 昨夜から天文地球部が学校に泊り込んでパンスターズ彗星を観測しています。この彗星は2011年6月6日にハワイのマウイ島のハレアカラに設置されたパンスターズ1望遠鏡によって発見されました。その彗星が日本で最も観察しやすくなるのが3月10日の近日点通過以降の3月下旬から4月上旬で、日の入り後の西の空と日の出前の東の空にみることができるそうです。
 そこで天文地球部はパンスターズ彗星をキャッチしようと夜間の観測の実施です。果たして今宮高校の4階の屋外にある渡り廊下からパンスターズ彗星は観測できたのでしょうか?週明けの結果報告が楽しみです。

火群第47号が発行されました。

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 生徒自治会機関紙「火群(ほむら)第47号」が届きました。毎年この時期に発行される機関紙で、今宮高校生必携の冊子です。編集委員会が毎日遅くまで残って編集作業を続けてくれたおかげで、今年も興味深い立派な冊子が完成しました。卒業生にはすでに配布されていますが、在校生には19日の終業式の後に配布されます。
 内容はクラス紹介、クラブ紹介、いまみやんのカバンの中身SNAP、ファッションチェック(本校は儀式の日以外は通学の服装は自由です。)、いまみやアンケート、2012年の変化(自分の変化・成長したこと)、3年生からのメッセージなどとても多彩で、話題満載です。資料的な価値も高く、その年々の自治会活動が記録されています。また、企画から編集、発行まですべて生徒が担当しているところも自治の今宮らしいところです。機会があれば、是非ご一読下さい。
 最後になりましたが、今年も編集員の皆さん、本当にお疲れ様でした。

桜のつぼみが膨らんできました。

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 昨夜の雨も上がり、冬が少し戻ってきたような寒い一日でした。でも、しっかりと春は近づいているようです。九州ではすでに桜の開花宣言があったところもあるようですが、今宮高校の中庭に立っている桜のつぼみもようやく膨らんできたようです。あと2週間くらいで咲き始めることでしょう。
 いつもは殺風景な校長室にも卒業式でいただいた春の花が飾られいます。花はとても不思議だと思います。たった一輪がテーブルの上に飾られているだけで、空間はとても和やかになります。私の友人の中に、なぜか彼がその場にいるだけで、雰囲気が穏やかになる人がいます。彼には失礼ですが、決して花のように見た目は美しくはない、むくつけき男性ですが、あまりしゃべることもなく、いつもニコニコとみんなの話を聞いています。とても不思議な存在で、そんな彼に私の友人たちもみんな憧れています。どうしたら彼のようになれるのかわかりませんし、本人に聴いてみてもいつも笑っているだけです。人って本当に不思議ですね。

2年生分野別説明会を開催しました。

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 16期生もあと一月足らずで3年生となり、進路先を決定しなければなりません。もちろん総合学科である本校では2年次の早い段階からそれぞれが進路をしっかりと考えて、3年次の科目選択を秋には終了していますので、すでにほとんどの生徒が目標をもっています。
 そんな中で今日は専門学校、看護系進学、公務員希望者向けの「分野別説明会」を実施しました。大学進学がほとんどですが、しっかりとした目標を持って、毎年20名ほどの生徒が専門学校等に進学します。その半数は看護系の進学です。今回はさまざまな分野の専門学校等の方に来ていただき、規模する生徒にほぼマンツーマンで丁寧に説明していただきました。生徒発ちもとても熱心にお話を聞いていました。また、公務員試験や看護系進学(大学も含む)の受験対策についても予備校から来ていただいてお話していただきました。
 16期生もいよいよ高校生活の総仕上げの年となりました。

「家庭への注意書」

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 校長室の金庫の上を整理していますと、今宮中学校時代の古い冊子が何冊が出てきました。その中の一冊に「家庭への注意書」という小冊がありました。発行の日付は明治45年3月とありますから、1912年3月、今から101年前のものです。中身は入学してくる新入生の保護者の方に配布されたものだと思われます。
 まず、学校教育は家庭の協力を得られてその効を奏すとあります。そして本校は常に生徒の個性を詳しく把握し、それぞれの性格を察して、なるべく個別的に真心を持って指導することを旨としており、罰則によって処断するのはよほどの時である。まだまだ発達途上の生徒を一律に法に照らして処断するのは誤りであるとしています。また、家庭においては少なくとも2時間は予習復習をさせることや結成き・遅刻は決してさせないようにすること、お金をあまり与えないことなどが記されています。
 学校教育においては、今も昔も大切なことは変わっていないということと、生徒の個性を大切にすることは今宮の古くからの伝統であることを実感しました。

東日本大震災から2年

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 未曾有の大災害となった東日本大震災から2年が経ちました。2年前の今日、大阪もゆっくりとした大きな揺れを感じた頃、東日本では恐ろしい大震災に見舞われ、巨大な津波に襲われました。今日は学校でも半旗を掲げて弔意を表すとともに、大震災が発生した14時46分に1分間の黙祷を捧げました。
 警察庁の発表では3月8日現在の死者は1万5881人、そして行方不明の方が2668人もおられます。復興もなかなか進まず、30万人を超える方々が未だに避難生活を余儀なくされているということです。私たちにできることは、自分たちでできる限りの復興支援と、今回の大震災を忘れることなく、防災意識の向上と万全の防災対策しかありません。
 改めて、被災者の方々に心を寄せて、自分が今、何ができるかを考えなければならないと思います。
 

「無言館」からの贈り物

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 皆さんは「無言館」を憶えていらっしゃいますか?画家を目指しながらも無念にも戦死した画学生たちの作品を集めて展示しておられる戦没画学生慰霊の美術館です。一昨年の秋、本校の前身である旧制今宮中学校を卒業し、画家を志しながら戦死された中村良明さんの姪御さんからいただいたお手紙と『戦没画学生人名録』という一冊の本から、私は「無言館」の存在を知りました。そして、現在の今宮高校生にも是非、こうした美術館の存在と中村良明さんのことを知っていただき、戦争の悲惨さを知って欲しいと思い、終業式やホームページで紹介して来ました。その「無言館」の窪島誠一郎さんから、4冊の「無言館」関連の本が届けられました。
 どうして、今宮高校で私が「無言館」のことを紹介したことをお知りになられたのだろうと思っていますと、お手紙の中に「自彊会会報」を手にする機会があったと記されています。そして、今回届けられた本の出版社であり、いつも「無言館」を応援してくれている「アリス館」の社長さんが今宮高校の出身で、「自彊会会報」を窪島館長に送られたということです。何という偶然といいますが、不思議な縁で今宮高校と「無言館」がつながっていたことでしょう。私も本当にびっくりしました。これは絶対に無言館を訪れてお礼を申し上げなければと思っています。
 貴重な本をお送りくださった窪島誠一郎館長には心よりお礼を申し上げます。届けていただいた本は図書室に置き、一人でも多くの生徒が読んでくれるようにしたいと思います。