先頃までの寒さは何処へ行ったのかと思うほど、一気に夏の陽気となりました。最近、春と秋が短く感じるのは気のせいでしょうか?中間考査中ということで、学校はしばし「静」の状態です。とは言っても公式戦が近いクラブは考査中でも特例で練習を行っています。
校庭を見ますと新緑が深緑へと移行しているようです。春の花に代わって、原色の色とりどりの花があちらこちらで咲いています。ところで生徒の皆さんはこんなにたくさんの花に囲まれていることに気がついているでしょうか?
忙しかったりして心に余裕がないと、どうしても周囲が味気ないものにしか見えず、余計に気が滅入ったり、悲観的になったり、時には攻撃的になったりしてしまいます。
そこで、意識して道端の花や周りの風景をしっかりと見るようにしています。あいさつ文や原稿を依頼された時も、机に向かってパソコンを凝視していると、かえって何も思いつかないことが多いので、校内をうろうろしたり、街に出かけたりします。人から見るとボーっとしていたり、無駄な時間を過ごしているように見られるかもしれませんが、切羽詰ると余計にいいアイデアも出ないので、意識して心に余裕を持たせる事も時には大事だと思います。
生徒の皆さんも中間考査で心も時間もいっぱいいっぱいかもしれませんが、勉強に行き詰った時はちょっと窓の外を見たり、周囲の音に耳を傾けたりしてみて下さい。心の余裕は頭の余裕も生み出してくれます。