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「世界の歴史と地域に学ぶ」

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 雨が上がって日差しが戻り、校内の緑がいっそう輝いています。
さて、今日は選択科目「世界の歴史と地域を学ぶ」という社会科の選択科目の取組みについてご紹介します。分量が多いので、今日<その1>と明日<その2>に分けてアップします。
 授業の内容は科目名のとおりですが、1学期は「地域に学ぶ」を中心として、大阪市内に古くからある商店街に出かけ、商店街の方々のインタビューを行いながら、歴史や現在の問題点をフィールドワークします。4箇所の商店街に出かける予定ですが今回は学校の近く、西成区の鶴見橋商店街に出かけてきました。生徒たちの調査によると鶴見橋商店街は昭和の初期に大日本紡績木津川工場の従業員相手の商売人が集まって形成されたそうです。天神橋筋商店街に次いで、日本で二番目に長い商店街だったということで焼く100Mごとに区切りがあり、東の1地番外から西の8番街まであります。なにわ筋の延長により5番街と6番街の間は大きく開くことになりましたが、鶴見橋2丁目交差点には鶴をイメージしたモニュメントができました。商店街が区切られているので、それぞれの区画で違ったアーケードを見て楽しむこともできるそうです。(その2へ続く)

1年生痴漢被害防止講習会を開催しました。

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 本日の5時限目に1年生を対象に「痴漢被害防止講習会」を大阪府警本部鉄道警察隊の方においでいただいて開催しました。4名の女性警察官の方に講習をしていただきましたが、今朝も一人逮捕してきたということでした。被害者は16歳の女子高生だったそうです。
 4月には新今宮駅で本校生徒も痴漢撲滅キャンペーンに参加しましたが、大阪府全体ではなかなか痴漢被害がなくならない状況です。1年生は4月から電車通学を始めた生徒がほとんどであり、本校でも電車内での痴漢被害が毎年数件発生しています。そこで、痴漢被害に遭わないためにはどうすればいいか、またあった場合はどうすればいいかといったことを中心に、お話し、ビデオ、ロールプレイの劇、防犯ブザーの紹介など具体的でたいへんわかりやすく説明していただきました。また、痴漢被害に遭わないためにはどうすればいいのかという警察の方からの質問にはたくさんの生徒が積極的に手をあげて答えてくれていました。
 痴漢は本当に卑劣な行為です。被害に遭われた人の心は深く傷つきます。今日の講習をしっかりと受け止めて、まずは自分たちの身を守ることに留意するとともに、不幸にも痴漢行為にあったり、見かけたりした時は配布されたパンフレット「勇気の一声」にあるように、自分のできる範囲でしっかりと対応して下さい。

[今宮志学]がめざすもの

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 今日は朝から大変な雨で、生徒の皆さんが登校してくる時間帯も激しく降っていましたが、ずぶぬれになりながらもみんな元気に登校してきてくれました。
 さて、先日から1年生の「今宮志学」の取組みについて何件かご報告しましたが、基本的な考え方についてご紹介します。
 「今宮志学」の目的は「この世に「生」を受け、社会に育てられてきた自己が、将来、どのように社会に寄与していくかを探求・発見し、高い志を持って進路を切り拓いていく力を醸成すること」。そして、達成感や充実感が得られる学習・体験活動を通して、社会に貢献する生き方は楽しく、喜びを持てる生き方であることへの気づき、将来各方面において活躍できる[協働力=コミュニケーション力・調整力・問題解決能力]・[探求力=計画力・行動力・洞察力・クリティカルな思考力]・[発信力=プレゼンテーション力・企画力]、その上に高い倫理観とintegrity(高潔、誠実、清廉)、そして多様な文化や価値への理解と許容の態度、人権意識を身につけた社会に寄与・貢献できる人材、市民(citizen)の育成です。
 1年次の「自己発見(産業社会と人間)」、2年次の「自己探求(総合的な学習の時間)」、3年次の「課題研究」の時間を中心に、宿泊ホームルームや野外スクーリング(修学旅行)、大学見学会等の各種見学会、様々な分野の講演会や学校行事を有機的に組み合わせて、3年間の体系的な学びを構築したいと考えています。これからまだまだ試行錯誤が続くと思いますが、生徒たちにしっかりした志を持って生きていってほしいと願っています。

1年生「今宮志学」

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 本校では今年より「今宮志学」の取組みを始めましたが、昨日の1年生は「今宮に学ぶ」~今宮志学入門~と題した講義を小山学年主任より行いました。講義の内容は
1、人は自分の大きさでしかものを見ることができない。
2、「今宮の学び」は自由獲得の学び。
3、なりたい自分になる、職業を生きる。
という柱で、<自由>と<規律>の問題や先輩たちの営み、「大学の学び」の先取り、そして「自由に生きる」とは?、「勉強にし過ぎなし!」といった内容です。この志学で私たちが最も大切にしたいことは、学ぶ「姿勢」、働く「姿勢」、そして生きる「姿勢」です。勉強でもクラブ活動でも仕事でも、物事に取組むにあたって最も大切なものは自主的主体的にそして積極的に取組もうとする「姿勢」です。高校生活においては漫然と受け身の姿勢でいては何にも身につきません。与えられた課題だけをこなしているようでは力にはなりません。勉強でもクラブ活動でもさまざまな行事でも、常に前向きに取り組もうとする姿勢が大切であり、その姿勢は何倍もの成果に繋がっていきます。
 そこで、「今宮志学」では生徒たちにその姿勢を身につけてもらう取組みを時間をかけて丁寧に行なっていきたいと思っています。今日も熱心に語る小山学年主任の話を全員が緊張感を持って聴いてくれていました。聴いた後は、しっかりと自分の中で話を反芻し、咀嚼してほしいと思います。できれば友人とお互いの考えを語り合えば学びはより深く高次元のものへとなっていくと思います。

3年生「課題研究」

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 先日、グラウンドの横で畑を耕している生徒がいました。何をしているのか近づいて尋ねてみると、3年生の「課題研究」の生物をテーマとしたグループでした。そこに枝豆やキューリなどを植えるとこのことでしたが、担当の宮脇先生によるとこの作業はあくまでも体験学習の一つであって、それぞれの生徒は別の研究テーマを設定しているとのことでした。なるほど、土からアリが出てくるとさっそく採集している生徒がおり、その生徒のテーマは「アリの生態」ということでした。
 「課題研究」は総合学科である本校が最も大切にしている自主的・主体的な学びの集大成で、一人ひとりの生徒がテーマを決めて1年間をかけて研究し、まとめ上げていきます。内容は各教科と密接につながっており、自分の興味関心にあわせてそれぞれの教科の専門性を深めていく取組みです。各教科の教員が研究活動の進め方等について支援・指導します。今年の各教科別の課題研究の生徒数は「国語」34名、「社会」29名、「数学」39名、「生物」12名、「地学」10名、「英語」14名、「体育」23名、「音楽」21名、「美術」19名、「書道」19名、「家庭」15名と多岐にわたっています。それぞれの研究テーマもとてもユニークですのでまたの機会にご紹介させていただきます。

御堂筋オープンフェスタ2011

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 「6th 御堂筋オープンフェスタ 2011」に「青春ストリート」の一員としてダンス部と書画部が参加しました。書画部は初参加となります。ダンス部はこれまでこのフェスタの「御堂筋みなこいグランプリ」に出場し昨年まで3連覇を果たしていましたが、今年からはゲストとしての出演となりました。その分「よさこい踊り」だけでなく他のジャンルの踊りも幅広く披露することができました。また、芥川高校和太鼓部と鶴見商業高校軽音楽部とのジョイントも行い、会場を大変盛り上げてくれていました。
 書画部は芥川高校和太鼓部の演奏をバックに2m×10mの大きなキャンバスに書画を描きました。「この一瞬に感謝を」という言葉とともに左右に赤いカーネーションと青いカーネーション。赤いカーネーションはもちろん今日「母の日」への感謝を、青いカーネーションはその花言葉「永遠の幸福」の願いを東日本大震災の被災地の復興への願いをこめています。即興であの大きなキャンバスに見事に描ききる書画部の部員の皆さんには本当にすごいです。顧問の早崎先生も今日は120点のできと大変賞賛されておられました。
 大型連休の最終日となった今日。夏を感じさせる陽気の中で大変な人手となった御堂筋でダンス部と書画部が頑張ってくれました。

授業公開とPTA総会

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 授業公開とPTA総会、各学年説明会・懇談会を開催しました。
 授業公開には受付のチェック数で200名を超す方々が参観され、普通教室前の廊下は保護者の方でいっぱいでした。特に1年生の方にとっては始めての高校での授業ということで100名近くの方のご参加をいただきました。本当にありがとうございました。  
 13:30からはPTA総会を多目的ホールで開催。ここでも100名を超す参加者のもと、22年度の活動報告、決算報告、監査報告、教育振興基金の設立が承認された後、23年度の役員選出、予算案、事業計画が審議、承認され、滞りなく総会を終了いたしました。22年度の役員の皆さん、本当にお疲れ様でした。貴重な時間を今宮高校の生徒のためにPTA活動に割いていただき、心より感謝申し上げます。これからも後援会の一員としていつまでも今宮高校を見守り、ご支援いただきたいと存じます。そして新しく役員に選出されました皆さん、そして新しく各学年の実行委員をお引き受けいただきました皆さん、本当にありがとうございます。これから1年間、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 総会終了後は各学年に分かれて、3年生は進路説明会、2年1年は学年懇談会を開催しましたところ240名(3年100名、2年60名、1年80名)を超えるご参加をいただきました。保護者の皆様のお子様への関心の高さに、私どもも大変心強く感じました。新しいPTA会長のお言葉を借りるならば、生徒も保護者も教職員も皆がイキイキと活動をすることにより、今宮高校の教育はますます充実いたします。今宮高校の教職員も全力を挙げて子どもたちの教育に邁進してまいります。

久しぶりの授業日です。

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 「夏も近づく八十八夜」と歌われている立春から八十八日目である5月2日(月)も過ぎ、今日は二十四節気の七番目である「立夏」です。ついこの間桜が咲いていたと思っていましたが、早くも夏に突入ということになります。確かに気温も急上昇し、何もしなくとも汗ばむ陽気となりました。今宮高校は七連休という大型連休が終わり、今日は久しぶりの授業日です。連休中は生徒の皆さんはクラブや講習・補講等でほぼ毎日学校に来ていた人も多かったと思いますが、しっかりと気持を切り換えて今日からの学習活動をさらに充実させて下さい。
 さて、明日の土曜日は授業日で12:25~13:15の第4限を授業公開、そして13:30よりPTA総会、その後各学年に分かれて、学年懇談会を実施します。内容は、3年生は第1回進路説明会(多目的ホール)、2年生は1年時のアンケート結果説明と6月に実施されますスクーリングについて、そして1年生は7月に実施されるサマーセミナー(勉強合宿)と次年度のスクーリングについてです。お忙しいとは存じますが、保護者の皆様におかれましては是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。
 また、今年度より本校は前後期制より3学期制へと学期が変わり、1学期中間考査を5月23日(月)~27日(金)に実施いたします。考査まであまり日がありませんから、生徒の皆さんは計画的に考査に向けての学習をして下さい。

大阪メチャハピー祭 in 大阪城

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 「大阪メチャハピー祭 in 大阪城」に本校ダンス部と以前にご紹介しました今宮教養講座のダンス教室を出発点にPTAや後援会の方々が集まって結成されたチーム「福夢寿女」の踊りを見に行きました。「福夢寿女」の皆さんにとっては初舞台となりますし、ダンス部も2年生を中心とした新チームでの初のよさこいとなります。晴れのステージは大阪府庁玄関とメイン会場の大阪城天守閣前広場です。府庁の玄関はちょうど額縁のようになっており、ダンス部の演技も普段とは違う趣がありました。大阪府庁は1926年に竣工したもので、現行の都道府県庁舎として最も古く歴史的価値も高い建物で、そのデザインもとても重厚で映画(『ブラックレイン』『華麗なる一族』『HERO』など)のロケなどにも使われています。その玄関での演技はとても絵になりますね。
 さて、メイン会場の大阪城天守閣前広場の特設ステージでは各地から集まったよさこいのチームが演舞を繰り広げており、観光客も巻き込んで本当にたくさんの人で盛り上がっていました。そんなかなり緊張する雰囲気の中で総勢50名を越す大編成の「福夢寿女」の皆さんが堂々とすばらしい踊りを披露してくださいました。大きな声で掛け声をかけながらの元気一杯の踊りでした。忙しい中、これまで練習を積み重ねてこられた成果が見事に花開きました。メンバーの踊っている時と終わった後の充実感一杯の笑顔がとても素敵でした。次の舞台が楽しみです。ダンス部のいつもながらの元気一杯の踊りも会場を沸かせ、最後は出演した各チームの人々全員での総踊り。参加者も観客もみんな笑顔一杯のすばらしいイベントだった思います。「福夢寿女」の皆さん、感動と感激ありがとうございました。

陸上部もがんばってます。

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 陸上部の応援に長居陸上競技場に行って来ました。曇り空の下、たくさんの高校生たちがトラックとフィールド一杯に競技を繰り広げ、観客席からはたくさんの声援が飛び交い、好記録にはどよめきが湧き上がっていました。今宮高校陸上部もたくさんの種目にエントリーし懸命に頑張っていました。この大会は地区大会で今日(3日)と明日(4日)の二日間にわたって行われ、上位の選手は月末の中央大会に出場できるそうです。結果は後日にご報告することとしますが、陸上競技のようにタイムや高さや距離を競う競技は相手と対する種目とはかなり趣が違うと思います。もちろん競技ですから勝敗はあるのですが、勝っても負けても、順位が何位でも、自己記録の更新というもう一つの目標があるのが陸上競技の魅力かなと思います。
 それと観戦者としてはトラックとフィールドのあちらこちらで競技が繰り広げられているので、どこを見ても楽しめます。今日もハンマー投げ、競歩、走り幅跳び、砲丸投げ、八種競技(今宮高校の男子3名もエントリー)などの競技が行われていました。そして、最後の男女4×100Mリレーはすごい盛り上がりでした。連休の中日、今高生を含めて高校生たちの元気な姿の感動させてもらいました。