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冊子「15期生 今高生の主張」ができました。

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 15期生の「今高生の主張」が「つなぐ」という冊子となり届けられました。「今高生の主張」とは、15期生が1年生の冬に「産業社会と人間」で取組んだ学習活動で、仲間のこと、将来の夢、命の大切さなど自分たちが感じたり、迷ったり、悩んだりしていることを一人ひとりが自分の「主張」としてまとめ、まずクラスで三分間のスピーチとして発表、その後2名ずつのクラス代表を選んで学年全体でスピーチ大会を開いたものです。(そのときの模様は本ホームページに動画でアップされています。)その一人ひとりの「主張」が冊子「つなぐ」としてこの度まとめられました。学年の発表大会では12名の代表の「主張」しか聞けませんでしたが、この冊子によって他のクラスの生徒も含めて15期生一人ひとりがどんなことを日頃考え、感じ、伝えたいと思っているかを知ることができます。まさにこの冊子は15期生全員を仲間として「つなぐ」ものです。今宮高校でともに学ぶという不思議な縁で結ばれたお互いをよく知り、理解することでつながりをより強いものとするとともに、他者の考えを知ることにより自らの考えを深めていってほしいと思います。高校3年間で得られるもので最も貴重なものは共に学んだ仲間とのつながりにほかありません。

第1回学校協議会を開催

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 本日は先の土曜日に開催したオープンスクールの代休日で学校はお休みです。
 先週の土曜日はオープンスクール、PTA土曜大工教室に加えて、本年度第1回目の学校協議会を開催いたしました。本校の学校運営に関して学校の外部からのご意見をいただき、教育活動に反映していく事を目的に毎年2回開催しています。詳しくは後日ホームページにてご報告いたしますが、昨日は今年度の本校の教育計画、特に「志学」の取組みを中心にご意見をいただきました。委員の方々からは、生徒の自己実現ということでは進学実績も大切だが、「志学」で取り組まれているような人間形成、大学や社会に出てから必要となる力、「人間力」を育成する教育が大切であること、そして今まで今宮高校で培ってきた数々の実践を基盤として現在取組んでいる「今宮志学」を推進するとともに、学校の特色としてもっと発信していくべきであるというご意見をいただきました。また、全国に誇れるような他にない今宮総合学科づくりへの期待もいただきました。今回の協議会での貴重なご意見をしっかりと教育活動に活かしてまいります。協議会委員の皆様にはお休みにもかかわらず貴重なお時間を頂戴し、篤くお礼申し上げます。

PTA土曜大工教室を開催しました。

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 昨日、オープンスクールとともにPTAの土曜大工教室が開催され、約30名の方が参加されました。昨年、作成していただいたプランターカバーは正門から玄関までのアプローチの花々をかわいらしく演出してくれていますが、今年はガーデンテーブル&ベンチです。5,6人のチームに分かれて慣れない手つきで汗をかきながらワイワイとにぎやかに作業が展開され、約1時間後には立派なガーデンテーブル&ベンチが6台完成しました。最後に完成品を囲んでの記念撮影。怪我もなく無事土曜大工教室は終了しました。
 今回作成していただいたものは、古くなった中庭のものと入れ替える予定です。PTAの皆さん、準備とお手伝いをいただいた金谷技師、松尾さん、後援会の宮本さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございます。新しいテーブル&ベンチで生徒たちがお昼ご飯を食べたり、本を読んだり、友達との会話を楽しんだりする和やかな光景が目に浮かびます。

夏のオープンスクール(2)

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 オープンスクールで道案内をしていただいたPTAの皆さんです。雨が降る中、本当にありがとうございました。

夏のオープンスクール

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 本日(6/11)、夏のオープンスクールを開催しましたところ、朝からの大雨にもかかわらず、400名を超える中学生と保護者の皆さんに参加していただきました。ありがとうございました。中学生にとっては高校選びはまだまだこれからですが、本校のオープンスクールで少しでも高校の雰囲気を味わっていただければと思います。高校選びで一番大切なこと、それは納得して自分で選び、決めることです。3年間高校に通うのは保護者の方でも、中学校の先生でも、塾の先生でもありません。中学生のあなた自信です。これからいくつかの学校のオープンスクールを訪ねて、その学校で自分が学びたい、伸ばしたい、合っていると思う高校をしっかりと選んでください。
 さて、今宮高校のオープンスクールの特徴といいますか、学校の特徴でもありますが、それは生徒・保護者・学校が一緒になって学校づくりを進めていることです。今日も、大国町や新今宮の駅には早くから今宮高校の「のぼり」と看板をもってPTAの皆さんには案内役として立っていただきました。受付と体験学習の割り振りもPTAの皆さんにお願いしています。また、説明会では吹奏楽部・ダンス部の演奏と演技、生徒自治会による学校説明、放送全般は放送部、記録は写真部、体験授業への誘導・案内は各クラブの代表の人たちが担ってくれました。PTAの皆さん、生徒の皆さん、本当にありがとうございました。きっと今宮高校のよさの一つであるでアットホームな雰囲気が参加された方々に伝わったと思います。今日も皆さんに感謝、感謝の一日でした。、

ベンジャミン回転大作戦と防災避難訓練

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 本校の玄関ホールに一際大きな鉢植えの木があります。現校舎が完成した時からあるベンジャミンの木です。大きく成長し今では吹吹き抜けの二階部分まで育っています。生徒の一部には造花と思っている人もいるようですが、りっぱに生きている木です。ところが東方向の大きな窓からの光の方に育ち、少しいびつな形になってしまいました。そこで、ベンジャミンの木を180度回転させる大作戦を敢行しました。何せとても大きく重いため、屈強な教員と生徒が集まっての大騒動でしたが、何とか回転させることに成功しました。本校の一つの象徴でもある玄関ホールのベンジャミンの木。これからも立派に育ってほしいと願います。
 さて、本日は防災避難訓練の予定でした。火事を想定し、全員がまずは運動場に集合、その後、今回は津波を想定し、全員が3階以上に避難する予定でしたが、残念ながら実施直前に雨が降りだし、雷も鳴りだしたので、外への避難訓練は中止としました。そのかわり、地震発生の想定のもとに全員がまずは机などの下に体をいれて、落下物から身を守る訓練と放送による消防署の方からの講話をいただきました。秋には再度、避難訓練を実施いたします。
 明日は夏のオープンスクールです。雨が降るという予報ですが、多くの中学生や保護者の方々が本校を知るために来ていただければと願っています。また、本校PTAの皆さんには受付や交通案内などたくさんご協力、お手伝いいただけるということです。お休みのところ本当にありがとうございます。

茶道部、お昼のティータイムと1年生講演会

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 梅雨空で湿度も高かった今日ですが、茶道部がお昼休みに中庭でティータイムを開いてくれました。たくさんの生徒が集まりワイワイと楽しんでいましたが、これもお茶の楽しみ方の一つかなと思います。
 1年生の5時間目「自己発見」(こころざし学)では、今回から「この人に聞く」-働くこと、学ぶこと、それぞれの思いーというテーマで4人のゲストからお話を聞く予定です。第1回目の今日は住吉高校より林敏彦先生をお招きして、先生のカンボジアの子どもたちのとの交流や厳しい現実の中で暮らす子どもたちへの支援の思い、カンボジアの子どもたちの学ぶ姿勢などについて熱く語っていただきました。生徒たちも先生の気迫に押されたのか食い入るように先生のお話に聴き入っていました。多様な活動(仕事)をされている方々の思いに触れて、一人ひとりが自らの生き方と向き合っていってほしいと思いますし、これも大切なキャリア教育だと考えています。
 次回は来週の木曜日(6/16)にテレビ大阪の番組「ガイアの夜明け」でも特集を組まれました古着のリサイクルでバイオエタノール作りに取組む高尾正樹さんのお話をうかがう予定です。

ボランティアの相談

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 日差しも戻って爽やかな風のもと、楽しそうなランチタイムの光景がみられます。
 今朝、いつものように校門に立っていると一人の男子生徒が近づいてきて、「おはようございます。実は僕は地域でボランティア活動をしているのですが、校長先生に相談したいことがあります。」と丁寧に言ってきましたので、「じゃあ、今日のお昼休みに校長室まで来て下さい。」ということになりました。そしてお昼休みに約束の時間通り彼は来てくれてました。彼の話とい言うのは、自分が住んでる市の青少年リーダーのボランティアをやっていおり、小学校高学年から中学生までの子どもたちと野外活動などを通して自主性を育てるなどのプロジェクトを行っている。その中で、この度の東北大震災に際して、自分たちで何かできないかと考えている中で、被災地から大阪に避難してきたり、引っ越してきた子どもたちを励ますためのキャンプができないかと思い立った。でも、どこに被災地から来た子どもたちがいるのか、どこに呼びかければいいのか分からない、何かいい方法はないでしょうか?というものでした。一生懸命に話をする彼の姿を見て、とても立派で頼もしい青年だなあと少なからず感動を覚えました。私もできる限りの協力をしますから、詳しい企画を仲間と立てて下さい、ということをまずはお願いしました。
 何かしたいけど、どうしたらいいかわからない。そう思っている若者は彼以外にもたくさんおられると思います。彼は誰かに相談する(彼の場合は私でしたが)という一歩を踏み出すことができました。それはとても大きな行動であり、重要な力だと思います。何かしたいと思う人は身近な人でいいから、一人で悩んだりあきらめたりせずに相談という一歩(=行動)を踏みだしてほしいと思います。私も彼の相談を受けた以上、可能な限り協力をしたいと思っています。

コリアンタウンのインタビューマップ

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 先日ご紹介しました選択授業「世界の歴史と地域に学ぶ」と「ワールドスタディーズ」の共同フィールドワークで訪れたコリアンタウン(御幸森商店街)でのインタビューのマップを見せてもらいました。模造紙二枚にわたる大作で、写真とインタビューのレポートのセットで大変よくできたものです。インタビューの内容もしっかりしており、よくお店の人にたくさんのことを聞いてきたなあと感心しました。物おじせずに飛び込みで「お話を聞かせて下さい。」とアタックする生徒たちの行動力と頼もしさには感服します。マップの中にはコリアンタウンのお店で働くかつての教え子と再会した私の写真も掲載してくれていました。
 このマップは前回の西成区の鶴見橋商店街のものとセットでできれば今週末のオープンスクールでは見ていただけるように玄関ホールに展示しておきたいと思いますので、お越しの際は是非ご覧ください。思わずコリアンタウンへ行ってみようかという気分になりますよ。商店街探訪シリーズ、次回は平野区へ出かけるそうです。どんな商店街かとても楽しみにしています。

教育実習生による研究授業と校外清掃

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 教育実習も2週目に入り、実習生による研究授業が始まりました。今日は美術(1年生)の研究授業の後半部分を見学しました。実習生は緊張はしていましたが、声も大きくなかなか堂々と授業を展開していました。一生懸命な姿を見て、思わず自分の教育実習(もう30年以上も前になります。)を思い出しました。私の担当は2年生の倫理社会でしたが、ギリシャ哲学のソクラテスとプラトンの単元でソクラテスの「無知の知」とプラトンの「イデア論」を中心テーマとして研究授業を行いました。どうすれば生徒にわかりやすく説明できるか、いや自分がソクラテスやプラトンのことをどれくらい理解できているのかで悩み、指導教員の先生と相談しながら毎晩遅くまで準備をしました。ほんの50分の授業に数十時間の教材研究、これが教師の仕事だとその時始めて知りました。研究授業後の講評・反省会では多くの先生から厳しい指導を受けましたが、あの厳しさが後の自分の力になったと思います。実習生の皆さんも一生懸命研究授業に取組み、指導教員の方々の厳しい指導を受け止めて、しっかりと成長してください。
 さて、3年生の保健委員が校外の清掃を行ってくれました。残念ながら26号線の歩道沿いにある緑地帯には空き缶などのゴミがたくさん投げ込まれています。本当にマナーの悪さには腹が立ちます。しかし、その中にも奇麗な紫の花が咲いていました。ムラサキカタバミという花だそうで、けなげな姿は無言でマナーの悪い人間に抗議をしているかのようです。しかし、こうした無言の抗議すらなくなるころには、きっと私達を取り巻く環境はどうしようもなくなっているのでしょう。