さて、選択科目「世界の歴史と地域に学ぶ」の続きです。
今回のフィールドワークでは「ノエル婦人服」「大野文具店」「安永商店(漬物)」「呉服正気屋」「水永ホルモン」「オカベ豆腐店」「松本青々園(お茶)」「太陽堂(パン)」「丸福靴店」「マスダ(菓子)」の10店舗の方とお話ができたということです。各商店の皆さんはとても丁寧にお話をして下さったとのこと。本当にありがとうございます。調査の結果については来週の火曜日(5月17日)の授業で発表ということですが、詳しい内容についてはホームページ上に掲載される予定ですので、楽しみにしておいて下さい。
昨今、地元の商店街は寂れているところも多いのが現状です。私が子どもの頃育った布施の商店街もかつての面影がどんどんなくなっています。上本町も今ある「ハイハイタウン」のところには小さな飲食店ひしめき合っていましたし、最近では近鉄劇場がなくなり、「ユフラ」とともに新しい歌舞伎座がオープンしました。阿倍野には「キューズタウン」がオープンし、天王寺の風景が大きく様変わりしています。大阪駅と北ヤード、阪急百貨店周辺もびっくりするほど変わりってきています。
そうした変化の中で、地元密着型の商店街でお話を聞くことはかつての生活の様子や現在の地域の状況を知ることができるとても貴重な体験です。フィールドワークを通じて、そこで暮らす人々の様子を肌で感じ、「地域(コミュニティ)」の過去と未来について学習を深めてください。次回のフィールドワークは5月31日(火)に選択科目「ワールドスタディ」と共催で生野区にコリアンタウン商店街を訪ねる予定です。