記事一覧

学校保健委員会を開催しました。

ファイル 513-1.jpgファイル 513-2.jpg

 今日は「節分」です。本来「節分」とは季節の変わる前日のことで、立春、立夏、立秋、立冬の前日ですから年に4日あるわけですが、次第に立春の前日の節分を指すことになったようです。ちなみに豆まきは古くからの行事ですが、巻きずしの丸かじりはここ30年ほどで大きく広まった行事です。
 さて、本日、今年度第2回学校保健委員会を開催いたしました。学校保健委員会とは生徒の健康づくり活動について、学校・家庭・地域が共通認識を持ち、実践できるよう、各学校において設置している委員会で、本校では教職員と学校三師(学校医、学校歯科医、学校薬剤師)、そしてPTAの皆さんの参加をいただいています。
 今日の委員会では保健部から今年度の年間活動、保健室の利用状況、健康診断結果などの報告を行い、学校三師の先生より本校生徒の健康教育に関するアドバイスをいただきました。今後とも生徒の状況をしっかりと把握し、よりきめ細やかな健康指導に努めていきたいと存じます。寒い中、またお忙しい中にもかかわりませず、ご参加いただきました学校三師の先生方とPTAの皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
 

2年スクーリング研究発表会

ファイル 512-1.jpgファイル 512-2.jpgファイル 512-3.jpgファイル 512-4.jpg

 20年に一度といわれる寒波が押し寄せる中、16期生(現1年生)がこの6月に実施するスクーリング(修学旅行)先の道東はとても自然の厳しいところです。宿泊先の川湯温泉のある弟子屈町は今日の最高気温は-10℃、明日の朝は-16℃と予報されています。そして、今日の5限目は多目的ホールで1年生スクーリング研究発表会が実施され6クラス36班のレポートの中から選ばれた3つの班のレポートが発表されました。
 1組5班は「阿寒湖(特にマリモ)+ラムサール条約と北海道の生態系」、3組4班は「道東の漁業、動物、気候、特産物と知床八景」、4組3班は「アイヌ民族の歴史・文化と釧路湿原」というレポートで各班ともよく調べ、うまくまとめており、さすがに選ばれた3本だと感心しました。3つの班にはベストレポート賞が贈られました。司会進行や各班へのインタビューも「志学」委員の生徒たちが担当してくれて発表会の進行もスムーズで、学年全員がよく集中して発表を聴いてくれていたと思います。
 今日の発表会を見て1年生の成長ぶりを実感させていただきました。

とても寒い2月のスタートです。

ファイル 511-1.jpgファイル 511-2.jpg

 早いもので今日から2月です。プロ野球の各球団も一斉にキャンプインというニュースも届き、春近しという感じですが、強烈な寒波でとても冷え込んでいます。明後日までは寒いということですが、立春には少しは暖かくなってほしいものです。
 さて、2年生の英語スピーチコンテストの一人ひとりのスピーチをクラスごとのまとめた冊子が届きました。パラパラとページをめくってみましたが、とても内容の濃いスピーチがたくさんありそうです。英語でのスピーチは1年生は暗唱コンテストですが、2年生はグレードアップして内容も自分で考えることになります。スピーチコンテストの審査基準はもちろん発音や表現力も大切ですが、何よりもその内容が大切です。これは日常のコミュニケーションでも同様で内容のないお話は聴いていてすぐに飽きてしまいますし、心にも響きません。しかし、急に心に響く話をしようとしてもできません。内容はもちろん技術的なものではなく、日常のその人の生き方や考え方、そしてさまざまな経験の上に構築されるその人の全てから生み出されてくるものです。15期生はどんなスピーチをしてくれるでしょうか。現在、各クラスでの予選が進んでいます。2月9日のクラス代表で行われるコンテストの決勝がとても楽しみです。

3年生は最後の授業日でした。

ファイル 510-1.jpgファイル 510-2.jpg

 1月も今日で終わりますが、3年生は今日で全ての授業が終了しました。最終日ということでお世話になったロッカーの整理と掃除です。その後は多目的ホールに集まって卒業式の歌の練習を行いました。今年の歌はゆずの「栄光の架橋」だそうです。講習や自習で明日からも学校へ通ってくる生徒もたくさんいますが、14期生全員が揃って登校するのは2月13日と3月6日の卒業式予行、そして3月7日の卒業式だけとなりました。明日からは1年生と2年生だけとなり、学校は新入生を迎えるまで寂しくなりそうです。また、多くの3年生は明日から本格的に始まる私立大学の入学試験や国公立大学二次試験へのチャレンジの日々が始まります。体調管理には万全を期して頑張って下さい。
 私は午後から校長協会主催の高校教育シンポジウムに参加してきました。このシンポジウムは毎年開催されているもので、今年の講演は一昨年までJリーグのチェアマンを務められ、現在大阪府サッカー協会会長である鬼武健二さんのお話でした。「Jリーグ 百年構想」と題して、日本のサッカーの隆盛に邁進してこられた鬼武会長の実に奥深いお話でした。このブログではとうてい全てをご紹介することはできませんが、「人づくり」に関して、指導者は子どものいい所や得意な分野を把握しいかに個性の伸長をアシスト(援助)するかがポイントであること、また組織は現状で満足することなく、常に現状を分析し、次のステップアップを図っていかなければならないという会長の言葉がとても印象的でした。百年かかっても夢の実現をやり抜こうという大きな視野と意思の強さに圧倒される講演でした。

国語表現の意見広告

ファイル 509-1.jpgファイル 509-2.jpgファイル 509-3.jpgファイル 509-4.jpg

 玄関の展示パネルの一角に「意見広告 TPP参加・不参加どうしたりいい?」が貼り出されています。冒頭には「つい最近大きな話題となったTPP参加問題、野田首相の判断で「事前協議に参加する」ことが決まりました。でもこれが日本の将来にとって、私たちの生活にとってどんな影響があることなのか、わからないことがたくさんあります。私たち「国語表現Ⅱ(K群)」選択者12名は、授業の中で、調べたことを発表したり、意見交換したり、この問題について考えを深めてきました。不十分なところもあると思いますが、私たちの思うところを皆で協力してまとめました。」とあります。そして、しっかりと調べた内容をまとめて、TPPのメリット・デメリットを比較し、最後に「私たちがTPP問題に望むこと」としてまとめています。そこには「政府は決断を下す前に国民の意見を聞いたり、全てのメリット・デメリットを開示すべきだ。仮に国民に発表できないならば、今決断を出さず世界のあらゆる動向を見るべきだ。参加するならば、政府は日本に御意見をしっかり通し、日本ならではの文化を守るらなければならない。また、海外からの輸入品もすべて、審査を厳しくする必要がある。不参加ならば、「世界からの孤立」から回避できる手段を考えるべきだ。いずれにしても、政府はTPPへの何らかの対策を用意しなければならない。」と書かれています。
 面白いのはこの意見広告が「政治・経済」の授業で作成されたものではなく、「国語表現Ⅱ」で作成されたものであるというところです。表現することを目標として「調べ学習」から始める学習方法は学びに広がりと深まりをもたらしてくれる一つのスタイルです。教科横断的な内容をもった「国語表現Ⅱ」も総合学科らしい授業だと思います。

今年度の土曜講座が終了しました。

ファイル 508-1.jpgファイル 508-2.jpgファイル 508-3.jpgファイル 508-4.jpg

 昨日、平成23年度第8回教養講座が開催され、無事に終了しました。全18講座にたくさんの方々にご参加いただきました。本当に感謝申し上げます。今年度最後の教養講座は13時より「源氏物語を読むⅡ」(担当:小山指導教諭)、14:30より「Linuxを使ってみよう」 (担当:曽根原教頭)、「アジア紀行(Ⅱ)」(担当:校長)の3講座でした。
 今年は私も2回担当させていただきました。実際のところ本当に楽しかったです。私も教員ですから人に教えるということとがとても好きです。しかし、校長になると個別に生徒と面談したり、入学式や卒業式、そして始業式や終業式等で生徒さんの前でお話させていただくことはありますが、教養講座のように受講生と会話のやり取りがある場面がほとんどありません。しかし、高校教員としての醍醐味は生徒とのやり取りの中で何が出てくるかわからないという緊張感と期待感に満たされた時間と空間にあります。しかも教養講座は自分の好きなテーマを自由にお話させていただけます。そうしたひとときを過ごせる教養講座は受講生の方々以上に私自身が楽しませていただきました。 ありがとうございました。
 次年度も皆様のご要望を聞き、たくさんの方々に楽しくて、ためになる講座を企画していきたいと存じますので、よろしくお願いします。

美術・工芸部門展と茶道部初釜

ファイル 507-1.jpgファイル 507-2.jpgファイル 507-3.jpgファイル 507-4.jpg

 盛りだくさんの週末、まずは城見ホールで開催されている第32回大阪高等学校芸術文化祭の美術・工芸(コンクール)展に行ってきました。会場には絵画部門、版画部門、彫刻・立体部門、デザイン部門(グラフィック・イラスト・立体)と工芸部門の各入賞作品が展示されており、その素晴らしさに圧倒されました。本校美術部の作品も二点展示されており、とても素敵な作品でした。静かな展覧会場でゆっくり高校生たちの作品を見るのはとても穏やかな気持ちになっていいですね。
 11時からは本校茶道部の「初釜」に出席させていただきました。PTAや後援会の方々もお越しの中、1年生部員たちが一生懸命お点前を披露してくれました。1年生といえども、堂々としたもので、掛け軸、花、お道具、お菓子などの説明もしっかりとしており、初々しさの中にも日頃のお稽古の成果が十分発揮されていました。展覧会同様、こちらも茶室での静かで豊かな時間を過ごさせていただきました。美術部そして茶道部の皆さん、本当にありがとうございました。

オーストラリアからの留学生

ファイル 506-1.jpgファイル 506-2.jpg

 オーストラリアからの留学生をご紹介します。名前はベンジャミン・ワイルドさんで通称はベン、オーストラリアのメルボルンから来た16歳です。今年の1月から1年間、16期生の学年に入り今宮高校に通います。現在は1年2組です。身長が高く(186㎝くらいだそうです)、バスケットボールが得意とのことですが、本校では剣道か柔道か日本ならではのスポーツに挑戦したいそうです。そう言えば今年の夏まで本校にアメリカから留学していたケニーも剣道をやっていました。昨日から早速教室に入っていますが、オーストラリアでかなり勉強してきたようで日本語もすごくうまく、すぐにクラスにも馴染んだようです。今高生とお互いが刺激し合って、素晴らしい1年間となることを期待しています。
 さて、明日は第32回大阪府高等学校芸術文化祭の開会行事が天満橋のドーンセンターで行われ、ダンス部が4時ごろから演技をします。また、大阪城ホールにある城見ホールでは美術・工芸部門の展示があり、本校美術部の作品も展示されます。時間は1月28日(土)9:00~17:00、29日(日)は9:00~15:00です。お時間がおありでしたら是非お立ち寄りください。また明日は茶道部による初釜と今宮教養講座も学校で行われます。盛りだくさんの週末になりそうです。 

上方落語鑑賞教室

ファイル 505-1.jpgファイル 505-2.jpgファイル 505-3.jpgファイル 505-4.jpgファイル 505-5.jpg

 今日の午後は2年生「上方落語鑑賞教室」をリバティおおさか(大阪人権博物館)で実施しました。とても寒い日でしたが、2年生全員はリバティおおさかに徒歩で(といっての15分程度ですが)移動です。本校20期生の林家染丸師匠と一門の皆さんによる文字通りの「上方落語鑑賞教室」で落語の歴史、扇子や手ぬぐいの役割などの鑑賞の基本から、林家染弥さんと染丸師匠の落語、そして落語家の踊り「松づくし」、寄席囃子の実演と生徒代表と南方先生による鳴物実技とたっぷりの2時間でした。
 日頃はなかなか「生」では聴くことのできない落語やそれを支えるさまざまな裏方の仕事などとても貴重な経験ができたと思います。特に、染丸師匠もおっしゃっておられましたが、落語のキーポイントは「想像力」です。噺家という一人の演者が多くの人々やその動作、明るさ暗さ、暑さ寒さ、熱さ冷たさなどさまざまな状況を演じます。それを楽しめるのは聴き手の「想像力」以外ありません。「想像力」が豊かであればあるほど落語を楽しむことや味わうことができます。しかし実は日常生活のコミュニケーションでも想像力の豊かさは会話や経験の豊かさにつながります。想像力の乏しい人は目先のことにとらわれたり、浅い人間関係しか結べません。また、深く物事を考えることもできないと思います。是非、想像力豊かな人間になってほしいと思いますし、そのためにもテレビや映画といったマスメディアがなかった時代から人々を楽しませてくれていた古典芸能の鑑賞や読書をして欲しいと思います。
 今日はとても貴重な経験をさせていただきました、林家染丸師匠、ならびに一門の方々に篤くお礼申し上げます。

ピーチの社長さんたちが来校されました。

ファイル 504-1.jpgファイル 504-2.jpg

 今話題の航空会社「peach」の代表取締役CEOとマーケティングマネージャー、そして5名のキャビンアテンダントの方々が来校されました。と言いますのは「peach」がフランスのエアバス社からの航空機引き渡し式をトゥールーズで行った際にプレゼントとして本校書画部の作品を寄贈されました。それが大変フランスでも好評で、そのお礼にお越しになられたということです。寒い中、本当にありがとうございます。
 今日はせっかく遠くからお越しいただいたので、書画部の活動にも参加していただき、皆さんで一緒に作品も作成していただきました。井上代表取締にはとてもいい時間を過ごさせていただいたと大変お喜びいただきました。寄贈された作品はフランスや香港、シンガポールに飾られているそうです。生徒たちも自分たちの作品が海を越えていったことにとても嬉しそうでした。
 また、今回いろいろとお世話いただいた戎橋筋の「丹青堂」さんにも心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。