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剣道の授業と週末の予定

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 1年生必修体育「剣道」選択者の授業を見学しました。体育館1階にある剣道場で授業は行われますが、剣道場は今宮高校の剣道の歴史が詰まっている場所でもあります。壁には今中時代から現在に至るまでの剣道部員の名札が期ごとに掲げられており、高校9期の名札の中には全日本選手権で2度優勝された戸田忠男氏の名札もあります。
 今日は第1回目の授業ということで剣道について説明がありました。武道である剣道は、他のスポーツは違った哲学を持っています。礼に始まり、礼に終わることは言うまでもありませんが、相手に対する心遣いなど日常生活でもとても役に立つ大切なことが剣道の中にはたくさん詰まっています。生徒の皆さんはほとんどが剣道が初めてということで、まず左座右起という正座の作法から礼のしかた、姿勢、竹刀の持ち方から始まりました。最後は正座して、黙祷、礼で授業は終了しましたが、ピリッとした空気がありました。少し慣れた頃にもう一度見学したいと思います。
 さて、今週末は少し天候が崩れるそうですが、明日は今年度第5回目の今宮教養講座で、午後1時から「歴史体験教室:勾玉づくり」、同じく午後1時に本校集合出発の「今宮読書会Ⅱ 堺で文学散歩」、午後2時30分から「今宮能講座~体験、能の謡いと舞~」、そして、午後4時から「絵手紙を書こう②絵手紙の年賀状」の4つの講座が開講されます。
 また、午後1時から4時まで港区民センターで進路相談会が開催され、本校もブースをいただいています。
 明後日の日曜日は恒例となりました「OCATブラスバンドフェスティバル」に吹奏楽部が出演します。場所はOCAT地下1階のポンテ広場で今宮高校の出演時間は13:30頃の予定です。雨天決行でもちろん無料です。この週末も盛りだくさんの2日間です。
 

2年体育、ダンスの授業。

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 2年生体育のダンスの授業です。本校では必修の体育の授業も男女共修で、1年を定期考査ごとの5クールに分けて、それぞれの生徒が種目を選択して授業を受けます。私が見学したのは2年の第3クールのダンス選択の授業です。
 生徒の皆さんはリズム感も覚えもいいので、次々と振付とステップをマスターし、この日もアップからダウンまで1時限(45分)ずっと体を動かしていました。私などからみるととてもハードな授業ですが、みんな笑顔でとても楽しそうです。
 また、ダンスの授業は体育の中でも表現することが基本となる種目であるため、班ごとに振付やフォーメーションを自由に創造する部分もあるので、他の種目とは少し違った楽しさがあるようです。
 音楽に合わせて体を動かし、汗をいっぱいかいて授業を楽しんでいる生徒の笑顔がとても爽やかでした。
 もう一つは2年生選択科目「発達と保育」です。今日は夏休みの課題としてそれぞれが探して参加した保育所等でのボランティア活動の様子を報告をしていました。一人一人がいろいろな工夫を凝らした可愛らしいポスターを作成して、それをもとに順番に報告です。1歳児から5歳児くらいまでの子どもと1日~3日間にわたって接してきて、子どもたちについて感じたこと、わかったこと、そして保育士さんの仕事の大変さや難しさなどをそれぞれがしかりと報告してくれていました。
 12月には今度は学校から保育実習に出かけますが、今からそれを楽しみにしているようです。

音楽と書道の授業

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 今日は1年生「音楽」と2年生選択科目「楽書(楽しい書道)ⅡA」の授業を見学しました。
 1年生の「音楽」は現在ギターの演奏に取組んでいます。楽譜を見ながらみんな一生懸命に練習しています。先生は姿勢などについて丁寧に指導しています。また、音楽室から聞こえてくる生徒の合唱や合奏はいかにも平和な学校という雰囲気を醸し出してくれ、とても情緒があり、学校にはなくてはならないBGMです。
 書道教室は独特の墨の香りの中で作品を制作しています。今日は「少年易老 学難成」(少年老い易く、学成り難し)という有名なことわざを隷書体で書いていました。朱子学の創始者である朱熹(朱子)の詩であるといわれていましたが、出展は諸説あるようです。生徒の皆さんはなかなかの達筆で、素晴らしい作品が仕上がっていました。それ以上にみんな真剣な中にも、とても楽しそうなのが印象的でした。
 「少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず」生徒の皆さんにはこの言葉を噛みしめてほしいと思います。

授業見学をしています。

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 今日は3年生の選択科目「日本文化史」、「古文講読」、「現代文」の授業を見学しました。3つの授業とも大学入試対応しますので、オーソドックスな授業です。
 「日本文化史」の授業は日本史の中の文化の部分だけを抜き出して系統的に講義する内容で、今日は江戸時代の政治・社会思想についてが主題でした。
 「古文講読」は源氏物語を扱っており、担当の先生のテンポのいい発問に生徒たちがてきぱきと答えるという緊張感のある授業展開となっていました。私たちの時代と違うのは英語の授業と同じで生徒の机の上には書籍の古語辞典ではなく、電子辞書が置かれているところです。
 「現代文」はこれも定番の森鴎外の「舞姫」が題材です。主人公である太田豊太郎の内面を丁寧に読みこんで行きます。ただ、「現代文」といっても「舞姫」の舞台となる明治時代はすでにはるか昔で、その時代の世界観や価値観や考え方は古典と同じくらい現在とは違うものとなっているように思います。「源氏物語」も「舞姫」も、それぞれの時代に生きた人々の世界をしっかりと認識した上で、読み込まないと作品のよさは理解できないともいます。また、そうした時代への想像力を働かせながら本を読むことが、読書の楽しさ、醍醐味でもあると思います。

NIE推進協議会に出席しました。

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 今日で9月も終わりです。4月から始まった今年度もちょうど折り返し点となりました。朝夕に秋を感じるこの頃ですが、校内の木々も少し色づき始めました。この半年を振り返りますと、今高生の皆さんはそれぞれが本当によく頑張ってくれたと思います。もちろんすでに成果が出た人。これから成果が出る人と様々ですが、特に1年生はこの半年ですっかり高校生らしくなり、大人に近づいたという感じです。
 さて、今日は「大阪NIE推進協議会」に出席してきました。「NIE」とはNewspaper in Educationの略で、1930年代にアメリカでニューヨークタイムズを活用して読解力を高める教育として広まったもので、日本でも広く取組まれています。特に、読解力だけでなく、電子情報が氾濫する現在においては、メディアリテラシー育成の上でも、これからはますます重要な教育となります。この8月5日には全国大会が大阪で開催され、本校卒業生で芥川賞作家の津村記久子さんが記念講演をされました。今日の会議は学校教育関係者と新聞社の方々が出席して、これまでと今後のNIE教育推進について話し合われました。今の高校生はどうしても手軽なインターネットから様々な情報を得る傾向にありますが、インターネット上の情報は信憑性や言葉の使い方といった表現上に問題がある場合があります。やはり、じっくりと新聞を読み、記事と文章を読み解いていく力をつけていくことがこれからはますます大切だと思います。

よさこい大阪大会と公立高校進学フェア

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 夏のような日差しの秋晴れの日曜日、今日は朝から南海泉大津駅前のテクスピア泉大津で「公立学校進学フェア2014 in 泉大津」が開催されました。これは7月28日にマイドーム大阪で開催されました「公立学校進学フェア2014」の泉州地域版で、大阪市内までは遠いということで、開催されました。泉大津までは南海電車で新今宮駅から20分ですので、本校からも近く、たくさんの生徒が泉州地域から本校に入学してきてくれています。今日の相談会でも50名ほどの生徒・保護者の皆さんが次々と本校のブースを訪れてくださいました。ありがとうございました。次の土曜日は港区民センターでの説明会に参加します。
 また、BODYMAKERコロシアム(大阪府立体育会館)では大阪ミナミ活性化事業2013の一環として「よさこい大阪大会」が開催されました。これは昨年までは難波宮跡広場で「大阪あきない祭り」のオープニングイベントとして実施された大会で、本校の講演会や保護者の方を中心としたチーム「福夢寿女」さんとダンス部が出場しました。私もお昼ごろの時間帯に泉大津の説明会場と府立体躯会館を往復して、立派な舞台での演技を観覧させていただきました。「福夢寿女」さんは少ない練習時間にも関わらず、ますますレベルアップした演舞を披露してくださいました。また、、ダンス部は文化祭で披露した新作に少しアレンジを加えた演舞をいつもの通り元気いっぱいに披露してくれました。残念ながら大賞は逃しましたが、金賞をいただいたという報告を夕方に受けました。今日も精一杯頑張ってくれて、お疲れ様でした。

書画部「部員いっぱい増えまし展」

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 書画部の「部員いっぱい増えまし展」です。いつもユニーク、かつ斬新な作品を次々と発表してくれている書画部ですが、今年は大幅に部員が増えたということです。現在3年生8名、2年生6名、1年生13名の合計27名です。
 御堂筋フェスタをはじめとする学校外でのパフォーマンス書道、校内では文化祭や体育祭など生徒自治会行事では欠かせない存在です。現在玄関ロビーを飾ってくれている作品は主に夏合宿等で制作されたもので、貰って帰って自宅に飾りたいくらいの秀作ばかりです。どこからこんなに豊かなアイデアや発想が生まれてくるのでしょうね。最初の汽車の作品は6人の合作ですが、それぞれの個性が出ていて、それでも不思議な調和があってとても面白い作品だなと感心しました。
 書画部の次の学校外での活動は「なんば戎橋筋商店街体験博2013」に10月19日(土)、20日(日)の二日間にわたって13:00~17:00まで、丹青堂本店前で「高校書画部に教わる・おもしろ絵手紙」というイベントに協力します。お時間がある方は是非お立ち寄りください。

3年生進路講演会

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 これから大学受験の本番を迎える3年生の生徒を対象とした進路講演会を開催しました。
 まずは河合塾から来ていただき、これからの心構えや来春の入試動向の予想などについてお話しいただきました。まずは自分に自信を持って本番に向かうこと、そしてポジティブに何事も考える姿勢が成果をあげる上で大切であることをお話し下さいました。
 次にこの春に卒業し、現在、神戸大学経済学部で学ぶ15期生の岸本和朗さんが自分の高校時代の経験も踏まえて、16期生を励ましてくれました。3年生の夏まで水球部でクラブ中心の毎日だったそうですが、今高祭を終えてきっちりと気持ちを切り替えて大学受験に向かったということです。後輩たちに伝えたいことは、まずプラス思考でいること。模試の結果などでくよくよしても何にもならないの気持ちを切り替えて頑張り続けることが大切で、自分自身も点数が上がってきたのは12月の後半からだったということです。そして苦しい時や悩んだ時は周りの人を頼ること。学校の先生も友達も保護者もみんな自分たちの味方であり、きっと助けてくれるということです。そして、体調管理をしっかりとして、本番を迎えることを伝えてくれました。岸本さんは家ではなかなか勉強に集中できないので、毎朝早く学校に来て勉強し、放課後も学校で勉強したそうです。16期生の皆さんも学校をフル活用して受験勉強を頑張って下さい。

文化庁の国語世論調査

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 「暑さ寒さも彼岸まで」という諺があります。確かに朝夕は涼しくなりましたが、大阪では真夏日が続いておりなかなか夏がその席を秋に譲ってくれません。でも、夕方の空はすっかり秋の色となり、あちらこちらで彼岸花が咲いています。彼岸花といえば赤いイメージがありますが、白い彼岸花もあります。私は恥ずかしながらつい最近まで白い彼岸花があることを知りませんでした。
 今日の新聞に文化庁の国語世論調査の記事が掲載されていました。手紙やはがきを手書きする人が減っているということですが、意外と若者(16歳~19歳)では前回の調査よりも「手書きで」という人が増えたそうです。
 私がドキッとしたのは言葉や慣用句の使い方の調査です。「噴飯もの」を正しく「おかしくてたまらないこと」と使う人は19.7%で、「腹立たしくて仕方ない」と考える人が49.0%も痛そうです。私も職業柄、人前でしゃべることも多く、このようにほぼ毎日ブログを書いているわけですが、誤った使い方をしていることが少なからずあるのではないかと心配です。
 昨今は誤った言葉使い以上に相手を一方的に攻撃したり、敵対視する言葉が氾濫しているように思います。私ももう一度言葉の大切さを考え直して、できるだけ美しく、相手を傷つけない、やさしい言葉を、正しく使いたいと思います。

東住吉総合高校に行って来ました。

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 今日は午後から教育課程に関する会議に出席するために大阪府立東住吉総合高校に行って来ました。東住吉総合高校の前身は東住吉工業高校で、平成17年度に進路目標に応じた多様な学習が可能となる柔軟な教育システムの創造をめざしたクリエイティブスクールとなり、1~8限の授業時間を活用した教育活動を行ってきましたが、昨年度から全日制のクリエイティブ高校となりました。前身が工業高校ということで系列も機械技術系列、電気技術系列、住環境系列といった工業系の系列に加えて、文化と教養系列とビジネス系列の5つの系列が設置されています。
 6限目の1年生数学Ⅰの授業を見学させていただきました。習熟度別に展開されており、数学を苦手とする生徒のクラスです。8名という少人数クラスで担当の先生がとても丁寧に、まさに手取り足取りと言う形で教えておられました。2次関数のグラフの分野で、本格的に高校の数学に入るところです。どうすれば生徒のやる気を起こさせるかという視点から授業を展開しておられました。社会科教師の私には専門外ですが、生徒と教員のとてもいい信頼関係が授業全体に流れており、生徒も苦手な数学に一生懸命取組んでいました。
 自分の勤務する学校だけでなく、さまざまなレベルの学校における実践を見ることはとても参考になりますので、特に若い教員は積極的に公開授業に参加して欲しいと思います。ただ、毎日が忙しくてなかなか他校の公開授業までいくことが難しいのがとても残念です。