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文化庁の国語世論調査

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 「暑さ寒さも彼岸まで」という諺があります。確かに朝夕は涼しくなりましたが、大阪では真夏日が続いておりなかなか夏がその席を秋に譲ってくれません。でも、夕方の空はすっかり秋の色となり、あちらこちらで彼岸花が咲いています。彼岸花といえば赤いイメージがありますが、白い彼岸花もあります。私は恥ずかしながらつい最近まで白い彼岸花があることを知りませんでした。
 今日の新聞に文化庁の国語世論調査の記事が掲載されていました。手紙やはがきを手書きする人が減っているということですが、意外と若者(16歳~19歳)では前回の調査よりも「手書きで」という人が増えたそうです。
 私がドキッとしたのは言葉や慣用句の使い方の調査です。「噴飯もの」を正しく「おかしくてたまらないこと」と使う人は19.7%で、「腹立たしくて仕方ない」と考える人が49.0%も痛そうです。私も職業柄、人前でしゃべることも多く、このようにほぼ毎日ブログを書いているわけですが、誤った使い方をしていることが少なからずあるのではないかと心配です。
 昨今は誤った言葉使い以上に相手を一方的に攻撃したり、敵対視する言葉が氾濫しているように思います。私ももう一度言葉の大切さを考え直して、できるだけ美しく、相手を傷つけない、やさしい言葉を、正しく使いたいと思います。