記事一覧

全国大会のダンス部

ファイル 1044-1.jpgファイル 1044-2.jpg

 朗報です。東京体育館で昨日から開催されていた全国高等学校ダンスドリル選手権大会において、ヒップホップ男女混成スモール部門で1位、ノベルティ部門でも1位と出場した2部門とも1位を獲得したという報告が入りました。ノベルティ部門の作品は全部門をあわせた総合でも5位に入賞です。今年も素晴らしい成績を納めてくれました。この結果からアメリカ(今年度はテキサス州で開催だそうです。)での国際大会に2部門で出場できることとなりました。本当にすごいことだと思います。日頃の厳しい練習の成果を本番でも発揮したダンス部の皆さんの健闘を心から讃えます。
 ダンス部は明日の早朝にバスで帰阪して、14日には神戸で行われるダンススタジアムに出場します。とてもハードなスケジュールですが、体調の管理には十分注意して、次の大会でも素晴らしい成果をあげられることを期待します。ともあれ、全国高等学校ダンスドリル選手権大会での活躍、おめでとうございます。

自彊会会報が届きました。

ファイル 1043-1.jpg

 本校の同窓会報である「自彊会会報」が届きました。今年度より大幅に紙面を一新されたようで、「自彊会会報」の題字も代わり、記事の文字の大きさも一回り大きくなり、一段と読みやすくなりました。第1面は今年度の自彊会総会・懇親会の案内で、9月22日(日)にホテルニューオオタニ大阪でイベントに自彊会員でもある林家染丸師匠をお招きしての開催案内が掲載されています。
 自彊会報の紙面は24ページからなりとても読み応えのある小冊子で同窓生同士、そして同窓生と学校を繋ぐ貴重なメディアです。今年の私の挨拶にも書かせていただきましたが、この会報が長い時を越えて学校と自彊会と無言館を繋いでくれました。自彊会や学校のホームページもあり、どこからでも学校や自彊会の活動の様子をしることができますが、自宅に郵送されてくるこの「紙」の自彊会会報を手にし、ゆっくりとページを繰られる同窓生の皆さんの笑顔が目に浮かぶようです。素晴らしい会報をありがとうございます。

高校美術・工芸展に行ってきました。

ファイル 1042-1.jpgファイル 1042-2.jpgファイル 1042-3.jpgファイル 1042-4.jpgファイル 1042-5.jpg

 猛暑が続いています。今朝はダンス部が明日から東京体育館で開催される全国高等学校ダンスドリル選手権大会にむけて出発していきました。この大会の成績次第で国際大会への出場が決まります。3年連続ノベルティ部門でのエントリーですが、健闘を期待します。
 さて、天王寺公園にある大阪市立美術館地下展覧会室で開催されています第65回高校展 大阪府高等学校美術工芸展に行ってきました。美術館への道はものすごい暑さでくらくらするほどでしたが、展覧会室はエアコンがきいていてとても快適です。絵具の匂いがする中、たくさんの高校生や保護者の方々が来場されていました。高校生はただ作品を見るだけではなく、批評や感想を書いたりお気に入りの作品を選んだりしていました。友人と来ている高校生が多く、作品についての会話が弾んでいるようでした。
 本校からは美術部員の作品と授業で制作された作品が展示されており、なかなかの力作ぞろいです。もちろん他校の作品も力作ばかりで見ごたえがありました。いつもながら高校生の豊かな発想には感心させられます。中にはこれが高校生の作品かと思うほどの素晴らしい作品もあります。展覧会は今度の日曜日までなので、是非ご覧いただければと存じます。

比叡山延暦寺に行って来ました。

ファイル 1041-1.jpgファイル 1041-2.jpgファイル 1041-3.jpgファイル 1041-4.jpg

 ご存知の方も多いと思いますが、比叡山には延暦寺という寺院の建物があるわけではありません。「延暦寺」とは比叡山の山上から東麓にかけた境内に点在する東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)など、三塔十六谷の堂塔の総称です。延暦7年(788年)に最澄(伝教大師)が一乗止観院という草庵を建てたのが始まりで、天台宗の本山です。日本史や倫理の教科書にも平安仏教として登場しますが、最澄-伝教大師-比叡山-天台宗-台密、そして空海-弘法大師-高野山ー真言宗-東密というセットで憶えている人も多いと思います。
 私が比叡山と聞いて次に思い出すのは織田信長による「比叡山焼き討ち」です。延暦寺はその大きな政治力と武力から常に武士勢力との争いが絶えませんでした。その最たる事件が織田信長による「比叡山焼き討ち」で、4000名の僧兵を擁する比叡山の腐敗した仏教政が天下統一の妨げになると1571年に延暦寺を取り囲み焼き討ちしたという事件です。この焼き討ちで女性や子どもを含めて3千名から4千名が殺戮されたとする資料もあります。
 織田信長はとても人気のある武将ですが、作家の藤沢周平さんは信長による殺戮の歴史(長島一向一揆では投降した一向一揆の男女二万人を城に押し込めて柵で外に逃げないようにして焼き殺したり、荒木一族の処分では郎党や侍女など五百人の奉公人を四軒の家に押し込めて焼き殺したといいます。)から「信長ぎらい」であると述べています。確かに武将から見れば戦国時代は華々しい時代だったかもしれませんが、いつの世も庶民にとっては戦乱はとんでもない恐怖の状況ですから藤沢さんの「信長ぎらい」もなるほどと思います。
 今はたくさんの観光客で賑わう延暦寺にも、たくさんの人の命が奪われたという恐ろしい歴史があることをふと思い浮かべました。

軽音フォーク部合宿中です。

ファイル 1040-1.jpgファイル 1040-2.jpgファイル 1040-3.jpgファイル 1040-4.jpg

 朝の電車が少し空いてきました。もちろん学校が休みで電車通学の学生がいつもの電車に乗っていないということもありますが、そろそろお盆休みに入っている会社があるのでしょうか?それでもターミナルの駅には行楽に行かれる方や練習や試合にいく高校生や中学生のクラブ員でいっぱいです。
 さて、軽音フォーク部が合宿をしている奈良県宇陀郡御杖村(みつえむら)にある「三季館」という宿舎に激励に行ってきました。「三季館」は元小学校を改装した公共の宿舎で、毎年軽音フォーク部は合宿に利用しています。
 夜に訪ねますと部員が集まって一人ずつ順番に演奏を行い、全員で批評を書いていました。和やかな中にも、厳しさのある合宿風景でした。
 宿舎の三季館は山の中にあり、気温は20時の時点で23度くらいです。大阪市内との温度差は10度以上あり、とても涼しくて快適です。静かで涼しい山中での合宿はうらやましいですね。しっかりと練習を積んでスキルを向上させると共に部員同士の親睦も深めてください。

高校生のための能楽鑑賞会

ファイル 1039-1.jpgファイル 1039-2.jpg

 本日8月6日は広島への原爆投下から68年目を迎えました。広島市長は平和式典で核兵器を「非人道的兵器の極みであり『絶対悪』」と述べられました。本当にそうだと思います。改めて、原爆死没者に哀悼の意を表すとともに核兵器の廃絶と恒久の平和が実現することを祈りたいと思います。
 さて、今日は午後から大阪市北区中崎町にある大阪能楽会館で「高校生のための能楽鑑賞会」が開催され、本校からも生徒、教員、そして保護者の方々が能楽を楽しみました。この鑑賞会は公益社団法人能楽協会大阪支部が主催し、一般財団法人寺山財団が協賛して開催していただいたもので、今回で2回目となるそうです。本日のプログラムは狂言「附子」と能「黒塚」でした。そしてナビゲーターとして能楽師の辰巳満次郎さんが、丁寧かつユーモラスに能楽についての解説をしてくださり、とてもわかりやすく、また興味深いものでした。
 狂言、能楽とも静かなイメージがありましたが、実際には迫力満点で圧倒されます。また、日本文化の奥の深さがひしひしと伝わってくる素晴らしい舞台でした。
 本校では今年から能楽同好会が発足し、次年度からは選択科目「古典芸能(能と舞)」を開講します。1人でも多くの高校生が能楽の素晴らしさに触れていただければと思います。

明日から高校美術・工芸展です。

ファイル 1038-1.jpgファイル 1038-2.jpgファイル 1038-3.jpgファイル 1038-4.jpg

 夏休みの真っ只中、今日も朝からソフトテニス部と軽音フォーク部が合宿に出発していきました。けがや体調には十分気をつけて、頑張って合宿の成果をあげてきて下さい。
 さて、明日から天王寺公園内にある大阪市立美術館の地下展覧会室で第65回高校展 大阪府高等学校美術・工芸展が開催されます。期間は明日8月6日(火)~11日(日)の6日間で期間は午前9:30~午後4:30です。私も毎年鑑賞させてもらっていますが、会場は高校生もたくさん来ていてとても活気にあふれた展覧会です。もちろん作品のすばらしさは言うまでもありません。高校生たちが一生懸命に創作した作品がたくさん展示されています。
 本校の美術部の作品のために今日は朝から搬出作業です。毎年はリアカーで美術館まで運んでいましたが、さすがにこの暑さと出品作品の多さから今年は他校と合同でトラックを借りての搬出です。私も期間を見つけて今年も会場でゆっくりと高校生たちの作品を鑑賞したいと思っています。皆さんも是非、ご覧いただければと存じます。

防衛交流会に参加しました。

ファイル 1037-1.jpgファイル 1037-2.jpgファイル 1037-3.jpg

 今日は朝から「防衛交流会」に参加し、滋賀県高島市今津にある陸上自衛隊の今津駐屯地と航空自衛隊の饗庭野分屯基地の見学に行ってきました。眼下には琵琶湖が広がっています。この交流会は府立学校の校長を対象として自衛隊の活動への認識と理解を深めるために行われているものです。毎年この時期に開催され、昨年は舞鶴の海上自衛隊を見学しました。
 陸上自衛隊の今津駐屯地には第3戦車大隊が駐屯しています。航空自衛隊饗庭野基地には地対空ミサイル部隊の第12高射隊が配備されており、ペトリオットミサイルPAC3も配備されています。もちろん、自然災害等が起こった場合は即座に救援活動に出動します。
 一昨日は和歌山県那智勝浦町の被災地をフィールドワークをしましたが、そこでも自衛隊の救援活動が大きな役割を果たしたと地元の方々は大変感謝されておられました。昨今は毎年のように大きな自然災害が起こり、自衛隊の活動もよく報道されているところですが、一方では領土問題をはじめとする国家の安全保障の問題もますます重要な課題となっています。交流会で私たちも自衛隊の現場の生の姿を見て、直接お話をうかがうことを通じて、災害や安全保障の問題についての認識を深めていかなければならないと思います。
 暑い中、今回の交流会を企画・運営していただいた自衛隊大阪地方本部の皆さん、並びに現地の自衛官の皆さんに感謝申し上げます。

人権教育に関する課題別研究会

ファイル 1036-1.jpgファイル 1036-2.jpgファイル 1036-3.jpg

 今日は昨日に引き続き、和歌山県那智勝浦町で開催されています人権教育の課題別研究会に参加しました。朝の開会行事では和歌山県教育委員会教育長や地元新宮市の市長さんも来賓挨拶をされるなど、和歌山県の人権教育への理解の深さと関心の高さがうかがわれます。
 全体会では和歌山県における子ども会活動についての講演、そして午後の分科会では学校教育分野と社会教育分野に分かれて、教育実践や地域活動の報告を受け、研究・協議が行われました。
 こうした研究会で私が最もためになるなあと思うのは、高校だけではなく、保育園・幼稚園・小学校・中学校という他校種の教職員の方や社会教育関係の方のお話や取組みを知ることができることです。加えて、大阪と他の都道府県では子どもたちを取り巻く状況や歴史的背景もかなり違います。とはいっても、その中でも共通する部分もあります。例えば、子どもの背景をしっかりと把握するとか、対話を何よりも重視し、お互いがつながっていくことの大切さです。
 今回の研究会のテーマも「創る つながる きり拓く」です。そして、お互いの違いを豊かさにするためには、違いを認め合うとともに共通する部分でお互いがつながっていこうとすることが大切だと思います。

和歌山県那智勝浦町より

ファイル 1035-1.jpgファイル 1035-2.jpgファイル 1035-3.jpgファイル 1035-4.jpgファイル 1035-5.jpg

全国人権教育研究会の課題別研究会で和歌山県那智勝浦町に来ています。今日は午後から那智勝浦町役場の方の案内による、2年前の2011年(平成23年)9月に発生した台風12号による紀伊半島大水害の被災地のフィールドワークに参加して来ました。災害発生からほぼ2年立ちますが、復興作業が懸命に続けられています。
那智の大滝で有名な那智川流域で発生した土石流が被害の中心ですが、復興現場で目にした岩の山には驚愕しました。こんなに大きな岩が土砂とともにものすごい勢いで集落に押し寄せて来る恐怖は想像をはるかに超えます。土石流は民家を一呑みにし、一番被害の大きかった地区では28名の方が亡くなられ、未だに1名の方が行方不明です。被災地には真新しい記念費と慰霊碑が建立されており、そこには犠牲になられた方々の名前が刻まれていました。案内していただいた役場の方もこの地区にお住まいで、刻まれた名前の方々についてお話くださいました。中には家族5人全員の名前が刻まれた家もあり、犠牲者の数ではなく、一つ一つの大切な命だったという、当たり前のことですが、改めて失ったものの大きさと深い悲しみが湧き上がってきました。
今年も各地でたくさんの災害が起こっています。役場の方が言われた「絶対に災害は人ごとではありません。この地区の人も誰一人として自分が被災者になるとは思っていませんでした。災害は自分にも起こるという自覚を持って欲しい。」という言葉が心に響きました。