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第5回今宮教養講座を開催しました。

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 本日は今宮教養講座を実施いたしました。本年度第5回目です。朝からあいにくの雨、しかも三連休の初日とあって何人の方にご参加いただけるかと心配しておりましたが、各講座ともたくさんの方にご参加いただきました。本当にありがとうございました。
 今回は「点字に親しもう」(英語科竹内教諭と本校社会人講師の三上さん)、「源氏物語を読む」(国語科小山教諭)、一字書創作(Ⅰ)(書道科早崎教諭)、「生物の再生(DNA・iPS)について」(前校長山田先生)の四講座を開講いたしました。小学生や中学生の参加もあり、各講座とも和やかな雰囲気でした。外は時折強く雨が降る天候でしたが、秋の休日の一時、参加された皆さんは穏やかでゆったりとした時間を過ごされたのではないでしょうか。
 今宮教養講座は本校の教育力を地域や一般の方に少しでも還元できればとの思いからはじめたもので、高校が地域に開かれた文化の拠点の一つになれればと考えています。
 次回は11月20日(土)に開催予定で、講座は「写真をきれいに-フォトレタッチ初歩」「保護者のためのカウンセリング入門」「日本アルプスの自然と登山の魅力(Ⅱ)冬山・春山編」の三講座でいづれも本校教諭が担当いたします。どなたでも参加できますので、ふるってご参加ください。(申し込みはホームページから)

前期期末考査が終了しました。

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 本日で前期期末考査が終了し、学校にクラブ活動の音が帰ってきました。生徒の皆さんの顔もテストからの解放感から笑顔で溢れているようです。前期期末考査中は、朝早くから夜遅くまで、自習室をはじめ数学科前、職員室横、多目的ホール前、時には中庭のテーブルと教室以外でもいたるところで勉強している生徒の姿を見て、とても頼もしく思いました。頑張ったからこその素敵な笑顔だと思います。それぞれが満足のいく結果を得られることを期待します。お疲れ様でした。明日から三連休+秋季休業日で4日間のお休みになります。
 さて、3年生の受験もいよいよ本番。この四連休も自主学習会が組まれています。最後の追い込みにむけて頑張ってほしいと思います。
 また、各クラブも秋のシーズンを迎えて活動再開です。特にイベントの多い秋はダンス部が引っ張りだこのようです。明日9日は道具屋筋祭り、10日は大阪あきない祭り、11日はメチャハピー祭、13日は浪速区安心と安全のまちづくり大会、11月7日は人権フェステッィバル大阪、9日は大阪市女性大会と大忙しです。ケガには十分気をつけて今宮高の元気を多くの方々にお届けしてください。
 それから10月10日には本校野球部の創部100周年記念行事も開催されます。
 本当に盛りだくさんの秋です。そして秋は何事にも取り組みやすい気候です。生徒の皆さんはまた新たな気持ちに切り替えて、勉強にクラブに、学校生活をますます充実させてください。

車窓から思ったこと。

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 通勤時に環状線の車窓から外を見ていると、「フェスティバル・ゲート」の解体工事が始まっていました。「フェスティバル・ゲート」は1997年の7月に営業を開始した商業施設ですが、2007年7月には経営難から閉館してしまいました。
 建設当時も私は環状線で職場に通っていましたので、車窓から完成していく姿を観ていました。建物に巻くつくような形でジェットコースターの軌道が現れるのをみて、当時は斬新ですごいなあと感心していたものです。
 私が特にお世話になったのは7階にあった「シネフェスタ」という4つのスクリーンをもつ映画館です。一般の映画もかかるのですが、韓流ブームの前の韓国映画、中国映画、イラン映画、アフガニスタン映画やアート系やミニシアター系の映画がよく上映されていました。私が特に好きだったのは「マサラ・システム」で観るインド映画でした。「マサラ・システム」というのはインドの映画館と同じような状況、つまり上映中にスターが出てくると拍手をしたりテープを投げたり一緒に踊ったり歌ったりと大騒ぎしながら観ることが許される鑑賞システムです。ラジニ・カーント(日本では「踊るマハラジャ」で有名)というちょっとぽっちゃりしたニ枚目大スターにみんなで熱狂して、映画に参加する感じで楽しめました。
 解体中の建物を観ながら、そういえば日本橋にも国名劇場という小さな映画館もあったなあとか思いながら、改めてどんどん小さな映画館や劇場がなくなっていくことに寂しさを強く感じました。特に最近は東京のみでの上映という作品も多くなってきました。TOHOシネマズやムービックスなどのシネコンも便利でいいですが、メジャーでない作品が上映される映画館がなくなっていくのは、大阪という街の文化の豊かさがなくなっていくような気がして、私はとても寂しいです。

今宮高校のバランス

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 今日は午後から河内長野市高校合同説明会(ラブリーホールで開催)に行ってきました。たくさんの保護者の方が参加されており、熱心に各校の説明を聞いておられました。
 私が今日の説明会でお話ししたポイントは「今宮高校のバランス」です。と言いますのは本校はいろいろな意味で実にバランスの取れた学校であるとともに、それを大切にしていきたいと考えているからです。
「古くて新しい」・・・伝統を大切にしながらも新しいことにも積極的にチャレンジしている。
「バラバラだけど一丸」・・・出身中学(約120校)、科目選択、進路希望などみんなバラバラだけど、それぞれの夢の実現に向けて一丸となって頑張っている。
「静寂と躍動」・・・静かで落ち着いた雰囲気(例えば授業や自主学習)と生徒たちが生き生きと若さを爆発させ躍動する姿(例えばクラブやクラス活動、行事等)が日常の学校生活の中でバランス良く繰り広げられている。
 以上が今宮高校のバランスです。このバランスを今宮高校は大切にしていきたいと思います。
(写真は数学の質問と自習の一コマです。)

玄関ホールの展示

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 本校の名物の一つである玄関ホールの展示は書画や美術作品だけではありません。他のいろいろな授業や行事の報告やレポートも展示されます。
 現在、展示されているのは「スクーリング(2年台湾修学旅行)を題材とした生徒の川柳作品。夏季休業中に保育ボランティアを体験した生徒の報告。家庭科「服飾・手芸」で作成した作品(リバーシブルバッグ)。国語表現Ⅱの授業で取り組んだ新聞記事を題材とした各自の要約と自分の意見。
 どれもとてもよくできたものばかりです。一つ一つには工夫が凝らされていたり、表現方法が豊かであったり、内容がよく調べられていたりと力作揃いです。生徒もよく立ち止まって友だちの作品や報告・発表を見て「へー、すごいなあ」と感心しています。
 

進学ミーティング(学校説明会)に参加しました。

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 昨日は天満橋にあるOMMで開催された「進学ミーティング」という学校説明会に参加しました。京阪神の私立学校、公立学校の多くがブースを設けて説明を行いましたが、会場内は中学生で溢れんばかりの熱気でした。そんな中で一番感心したには熱心に各学校の説明を聞く中学生たちの姿でした。振り返って自分が中学生の頃、これほど真剣に自分の高校進学について考えただろうかと振り返ってみました。もちろん当時はこうした説明会もなく、中学校の先生や先輩の話を聞く中で、自分の成績、クラブ活動、通学方法と時間くらいで決めてしまったようです。そして漠然とした高校生活の憧れがあったと記憶しています。
 そうして府立高校に進学しましたが、結果はとても満足のいく3年間でした。クラブ、友人、学校行事と授業以外で学んだことも多いですが、担任や教科担当の先生方のお顔をアルバムなどでみると、それぞれの先生方の授業や話しぶりの個性が思い出されます。中には強烈なインパクトを与えていただいた先生もおられました。今思うと先生方は自分の個性をそのまま私達にぶつけてくれていたと思います。その姿から私は教科内容だけでなく、人としての生き方や生き様も学ばせてもらいました。
 学校は様々な取組みも大切ですが、やはり一人ひとりの教員の個性の上に構築された授業力・指導力が幅広い学びを生み出すと思います。
 

異空間=美術教室

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 今日は3年生の選択科目「美術Ⅲ」を参観させていただきました。生徒たちが取り組んでいる課題は「木製パズル」。それぞれが独自のアイデアでおもしろいパズルを作成しています。下絵をかいたら電動糸のこでピースの切り分け、そして色塗りとみんな熱心かつ楽しそうに作成していました。昨日訪れた書道教室とはまた一味違うゆったり、まったりとした時間が流れていました。
 加えて、教室の中はガラクタでいっぱいと思いきやそれらはみんなデッサン用の教材。天井からもいろいろなオブジェがぶら下がっており、少し混沌とした感じのある異空間です。でも、その中に一歩足を踏み入れるとなぜか落ち着く雰囲気をもっています。
 こうした空間もあってこその学校。そしてそれは、学校にはなくてはならない空間です。
 

書道の授業を見学しました。

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 墨の匂いがなんとも気持ちを落ち着かせてくれる書道教室で1年生の授業を見学しました。まずは、それぞれの作品をみんなで評価。担当の早崎先生がそれぞれの作品について丁寧に解説をしておられました。そして書に向かう気持ちのあり方を「南天棒」師の資料をもとに確認した後、それぞれが課題に取り組み始めました。「気」を筆に集中していっきに紙に落としていく。うまい、下手ではない。先生の迫力にお習字ではなく、まさに「書道」の授業だと感心させられました。
 こうして書かれた生徒の作品がまた玄関ロビーに飾られます。生徒たちの力強い作品が並ぶのが楽しみです。
 また、書道教室には書画部の学規が掲げれられていました。
「今宮書画部ハ芸術ノ自由研究ヲ主トス。故ニ教師ナシ、先輩アリ。教習ナシ、研究アリ。」
 静けさの中に溢れんばかりの力を感じる空間が書道教室にありました。

コスモスが咲きました。

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 先日、PTAの皆さんに校訓碑の前に植えていただいたコスモスが綺麗な花を咲かしています。コスモスは漢字で書くと「秋桜」。私の世代で「秋桜」というとさだまさしさんか山口百恵さんをすぐに連想してしまいますが、とても素敵な表現ですね。メキシコが原産地で日本には明治時代に入ってきたそうですが、すっかり日本の秋の象徴の一つになっています。
 PTAの皆さん、綺麗なコスモスをありがとうございます。

静かな学校です。

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 前期期末考査直前ということで、各クラブは活動を休止(一部自主練習)しているため、校内はとても静かです。校内をひとまわりりすると各教室や自習室ではたくさんの生徒が勉強しています。各教科の準備室前では質問に来ている生徒が多数。校舎内のベンチや机でも生徒たちが静かに勉強している姿があちらこちらで見られます。 一方、いつもは活動中のクラブ員などでにぎやかな校門からのアプローチやベンチは閑散としており、秋風が吹き抜けていました。(写真)
 今高生たちが静かに燃える今週と来週です。