玄関ロビーにとても愉快な作品が展示されています。選択科目「立体造形」で制作された『新魚類 標本』です。生徒が自由に新しい魚類を創造し、縮小、あるいは拡大した標本で、一本の真鍮の棒で自立しています。
新しい魚類たちの姿形がユニークなことは言うまでもありませんが、標本ですから一つ一つの新魚類に制作者が解説をつけています。名前、全長、生息域、成長過程での食物、習性、特徴等などですが、それらがとても個性的で面白いです。名前も「アマゾンイルカモドキ」「フランスうなぎ」、全長も数ミリから15メートル、生生息域もセーヌ川からお風呂、中には土御門の遺水の中というものまであり、生徒たちの発想力のすごさに感心します。
授業ではきっと一生懸命に想像力をはたらかせて作ったと思いますが、ここにも生徒の個性がよく出ていて、とても輝いています。しばらくは展示されていますので、学校へお越しの際は是非ゆっくりとご覧下さい。思わず笑ってしまいますよ。