以前(7月6日「会社で活躍する女性をめざして」)でご紹介したウーマンズネットワークフォーラムに関する記事が8月17日の日本経済新聞朝刊の女性欄「W」に大きく取り上げられていました。本校からも10人の女子生徒が参加しましたが、新聞で紹介されている高校生分科会の写真には本校から参加したバスケットボール部員がしっかりと写っていました。全体では76人の女子高校生が参加したとのことですが、15のテーブルに分かれて説明役の15社の女性社員から職場でのエピソードを聞かせていただいたようです。参加した生徒たちの話によりますと、とても参考になっていいお話が聞けたということでした。
記事によりますと高校生を対象にしたのは「企業で働く姿の見えないまま、女性は人生の進路を決める年齢になってします」という危機感とベネッセの調査では女子高校生のなりたい職業の上位は保育士や看護師、薬剤師など仕事内容が見えやすい職業ばかりで、「企業で働く楽しさを、知ってもらうきっかけが必要」ということからだそうです。また、勉強会では結婚の厳しい現実も示されたそうで、「女性が結婚相手に求める年収の男性は20人に一人しかいない、働き手が男性一人では離婚や死別の際のリスクが大きい。女性の経済的に自立の必要」ということも訴えたということです。
女子生徒のキャリア教育を考える上でも、大変参考になる取組みで、参加した生徒も、自分の将来設計においてとても有意義な経験をしたと思います。