第65回全国人権・同和教育研究大会に参加するために四国の徳島市に来ています。毎年開催されるこの大会は教育関係の研究大会としては最も大きな規模のもので、今年も約1万2千人の教職員や行政関係者、そして地域で人権問題に取り組む方々が全国から集まって開催されています。「人権確立をめざす教育の創造」「自主活動」「進路・学力保障」「人権確立をめざす人づくり・組織づくり-地域の教育力・子ども会活動-」「人権確立をめざすまちづくり-啓発活動・学習活動・識字運動・文化創造-」の5つの分科会で116本の実践報告と討議が今日と明日の二日間にわたって行われます。
今日の午前中は開会行事と特別報告が行われました。全体会では文部科学省、徳島県知事、徳島県議会議長、徳島市長の皆さんからご祝辞があり、その中で人権教育の大切さについてそれぞれの立場から述べられました。いじめ、児童虐待、DV、インターネット上での様々な差別書き込みなど人権侵害事象があとを絶たない社会状況の中、人権教育の重要性を改めて認識しました。会場のアスティ徳島はとても大きなホールでしたが、参加者の熱気で溢れていました。分科会は徳島市内の公共施設と小・中・高等学校を会場として実施され、徳島市内を多くの参加者が移動しています。素晴らしい研究大会になることを期待します。