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今日は立冬です。

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 今日は二十四節季の一つ、「立冬」です。初めて冬の気配が現われてくる日ということで、「立春」の日(2月4日)の前日までが冬ということになります。
 とはいっても、先日出張で行った北海道釧路市はすでに冬の装いでした。毎年厳しい冬を過ごす釧路の学校ですから、寒さ対策も万全で学校の作りも大阪の学校とは違います。写真では分かりづらいかもしれませんが、廊下の窓はすべて二重窓になっており、教室等の窓も二重窓か二枚ガラスの窓になっていました。体育館も一般教室から屋外に出ずに出入りできるようになっており、体育館内には大きな暖房装置が設置されています。私が訪問した先週はすでに暖房が入っていました。教室の後ろには防寒着をかけるポールがすべての教室にありました。これは本校にもあれば便利だなと思いましたが、設置するためには後方の黒板を撤去する必要があるので、設置は難しいですね。但し、釧路の高校には冷房施設はありません。とにかく所変われば品変わるで、地域や気候の違いによって学校の仕様も大きく違います。
 さて、冬になるということで、私の好きな歌をひとつ紹介します。 
「街をゆき 子供の傍を通る時 蜜柑の香(か)せり 冬がまた来る」 
この歌は大正4年(1915年)に雑誌「白樺」1月号に発表された歌人・木下利玄の作品です。秋が終わりいよいよ冬だなあという何とも言えない季節の移り変わりを感じることができる歌だと思います。特に私は「冬がまた来る」というフレーズがとても好きです。