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1年生「情報」の授業

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 1年生の必修科目「情報」の授業を見学しました。1クラスが10班に分かれて、それぞれの班で「著作権」について調べて発表します。「著作権」という法律とモラルについての調べ学習をすると共に、プレゼンテーションソフトを使って発表するというスキルを身につけるというスタイルの学習で、生徒の皆さんは一生懸命調べて発表し、他の班の生徒は発表についての評価を行っていました。
 「著作権」は知っておかなければならない重要な事項です。複製技術が今ほど進化しておらず、ほとんどの人が単なる情報の受け手であった時代であれば、「著作権」は一部の人の問題でしたが、複製技術が進化し、個人が簡単にホームページを作ったり、ブログやツイッターなどで自由に情報を発信できる社会においては「著作権」はすべての人にとって重要な事項となりました。
 また、以前に「人は自動車というとても便利な道具を手にしたが、同時に誰もが人の命を奪ってしまう可能性がある危険な道具を手にした。インターネットも同様で、とても便利ではあるが、使い方を誤ればとても危険な技術を人は手にした。」という話を聞きました。まさしくその通りですが、自動車であれば運転免許があり、道路交通法などの法が整備がなされていますが、インターネットは誰もが免許なしで、ほとんど法の規制を受けることなく利用できる点では、使い方次第では自動車以上に危険です。
 ブログ、ライン、SNSなどが関係した犯罪やいじめや個人攻撃などは枚挙にいとまがありません。こうした状況の中で、利用する技術以上に情報モラルと高い人権意識、そして「インターネットリテラシー」が求められると共に、「情報」の授業だけでなく、あらゆる機会を通して生徒達にインターネット技術を正しく利用する力をつける事が重要です。