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土曜日の学校

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 土曜日で学校は休業日ですがたくさんの生徒が登校して、それぞれの活動に取組んでいます。3年生は講習を受講したり、自習室で勉強している人がほとんどですが、文化祭で披露する演劇の練習をする有志グループもいました。
 書画部をはじめ文化系クラブは文化祭にむけて最後の追い込みです。軽音フォーク部は先日作成した新しい野外ステージを使ってリハーサルです。今日は玄関の大屋根の下ですが、本番は耐震化工事用のフェンスも撤去されるので、例年と同じ下足前の広場でのステージとなります。
 多目的ホールでダンス部が練習していたので撮影しようとしましたが、一瞬にしてカメラのレンズが曇ってしまいました。部員達の体から出た熱気と汗の水蒸気で湿気がすごい状態です。
 グランドではサッカー部と陸上部が側溝の清掃をしてくれていました。土や落ち葉がたまって水の流れが悪くなっており、急に夕立などのゲリラ豪雨があるとすぐに水が溢れてしまいますので助かります。部員の皆さん、ありがとうございます。
 土曜日の学校も生徒たちで賑やかです。
 

「生活造形」と「韓国朝鮮語」の授業

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 金曜日の午後は特色のある選択科目が多く開講されていますが、今日は「生活造形」と「韓国朝鮮語文化研究」の授業の様子を見てきました。「生活造形」は3年生の選択科目で土に親しむことを目的に、手びねりを中心に陶土を用いた制作を行っています。生徒の皆さんはそれぞれのアイデアでお城や動物などの置物の制作に取組んでいました。黙々と土をこねる姿もいいものですね。
 「韓国朝鮮語文化研究」は2年生と3年生合同の選択科目で、講師は社会人講師の金在永先生です。ハングルで書かれたカードを使って単語や読みの練習を行っていました。みんなとても楽しそうです。また、先生が授業の随所でお話しくださる韓国朝鮮の文化や生活のお話しがとても興味深いということです。これも毎年人気のある選択科目です。
 さて、明日から三連休ですが、たくさんの生徒が今高祭の準備で登校して来ると思いますし、次週の今高祭(21日と23日が文化祭と25日が体育祭です。)にむけて一挙にお祭りムードになりそうです。また、16日(日)には阿倍野区役所で阿倍野区の中学校PTA主催の高校説明会も開催されます。本校も相談ブースとプレゼンテーションに参加させていただきます。そして17日は野球部が高槻市の萩谷球場で秋季大会の三回戦(13:20 対堺東高校)です。健闘を祈ります。
 

箏の音色と大学訪問事前準備

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 新自彊会館から先日は三味線の音が聞こえてきましたが、今日は箏(琴)の音が聞こえてきました。3年生選択科目「音楽Ⅲ」の授業です。この授業では1学期は合唱を学んでいましたが、2学期は箏の演奏です。文化祭では「和楽器奏法研究」のクラスが三味線の演奏を、そしてこの「音楽Ⅲ」のクラスが音楽系の他の選択科目「音楽Ⅱ」と「声学」のクラスとともに合唱・合奏の発表を多目的ホールで披露してくれます。ちなみに次年度からこの「音楽Ⅲ」は「音楽表現Ⅱ」という科目になります。三味線や箏といった和楽器の音色は何となく心が落ち着かせてくれますね。
 さて、1年生は10月19日(金)に実施する「大学訪問」の準備に取組んでいます。今年は10校の大学に分かれて訪問しますが、今日は各大学チーム(クラスはバラバラです)で、それぞれの大学の基本情報や実際に大学で何を取材するかなどを話し合っていました。1年生にとってはこうした学習は初めてのことなので試行錯誤だと思いますが、これが自分たちで協力して企画・調査・発表をするという「今宮志学」の学びのスタイルです。試行錯誤を経験することも大切な学習です。皆さん、一生懸命取り組んで下さい。

着衣水泳の授業

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 3時限目の1年生体育「水泳」の授業を見学しました。本校のプールは5階にあり、温水ではありませんがガラスの屋根がついています。もう一つの特徴は昔から水球部があった伝統から水深が深く、浅いところで160cm、深いところで180cmあります。さて、今日の内容はその深さを利用して、海や川で事故にあった時のための「着衣水泳」の授業です。
 まずは全員が体操服を見たまま泳いでみます。水を含んだ体操服は重くていつもとはかなり勝手がちがうようです。感想を聞いてみると「とても重くて泳ぎにくい」ということでした。次にライフジャケットをつけて見て入水し、着用した時の感じを体験します。そして次は水の中で投げ入れられたライフジャケットを水中できる練習です。ライフジャケットがプカプカするので思っていた以上に難しそうです。また、ペットボトル1本で浮く練習やおぼれている人にペットボトルを投げてあげる練習。これもそこに1,2cm程度の水を入れておかないと投げても遠くへは飛んでいきません。また、自分のズボンをライフジャケットのように活用する練習など、実際の場面で役立つ内容ばかりでした。生徒もちょっとした工夫と知識で命を守ることができることが理解できたようです。次回はライフジャケットを着てうまく泳ぐ練習をするということでした。とても実践的で見学していた私もとても勉強になりました。

2年生の地学の実習授業

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 2時限目に松本先生が担当する2年生地学の授業を見学しました。今日の内容は校内で見られる岩石(石材)を観察し、岩石の性質や特徴とその使われ方の関係を調べるという実習です。
 松本先生の手作りの岩石の標本とルーペとプリントっを持って、まず校門へ向かいます。。そこには今宮高校の表札を門柱があります。生徒は岩石を触って手触りを確かめたり、ルーペで等粒状か斑状かといった組織を観察して分類していきます。こうして、新自彊会館(同窓会館)前の石碑やラグビー部創部50周年の石碑、築山にある福井謙一博士自筆の校訓碑、事務室のカウンター、家庭科前の高校17期生記念卒業記念石(生駒石だそうです。)、旧自彊会館にある置き石や作法室入口の踏み石などを観察、分離していきました。生徒の皆さんも普段は何気なく過ごしている校内にこんなに様々な石が使われていることに驚いていたようです。
 やっぱりスライドや写真だけでなく、こうして実際に本物に触れていく授業はとても知的好奇心を刺激します。準備はとても大変ですが、理科好きを育てるには絶対にこうした実習や実験をたくさんとりいれて、やっぱり子どもたちは本物に触れる体験や、例えば「分類できた」という達成感を味わったりする経験が大切だと、活き活きと学習する生徒を見て思いました。この授業の詳しい内容や様子は本ホームページ上にも近いうちにアップされますので、是非ご覧ください。

2年生「情報」の授業です。

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 今日は2年生の「情報」の授業を見学しました。2年生は現在それぞれがホームページの作成に取組んでいます。生徒の皆さんの様子を見ていて、一番困っているのはコンピュータの操作方法ではなく、どんなテーマでホームぺージを作り、どんなコンテンツで構成するかということのようです。授業の中でも担当者はインターネットを使っての調べ方から著作権の問題まで丁寧に説明していました。
 どんなに技術が優れていても、大切なのは発想力企画力、構成力、そして何よりも伝えたいという題材と気持ちがあるかということです。各教科での授業や普段のクラブやクラスでの活動、そして校外でのボランティア活動などを通して、知性や経験の深さや幅といった人としての豊かさを身につけておくことが大切です。そのためにも、毎日をただ漫然と過ごすのではなく、何事にも積極的にトライする気持ちで送ることが大切だと思います。

第2回3年生保護者進路説明会を開催しました。

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 昨日の午後に第2回3年生保護者進路説明会を開催いたしました。いよいよ入試本番を迎え、今回は(1)これからの進路指導について、(2)推薦入試について、(3)入試期の子どもとのつきあい方、などについて進路指導部と学年からお話させていtだきました。保護者の皆様にはお忙しい中、多数ご出席いただきありがとうございました。
 進路説明会が行われている多目的ホールの隣の会議室では1年生のPTA実行委員さんが集まって文化祭の準備です。文化祭では1年生の実行委員さんが飲み物サービスを担当して下さいます。2年生の実行委員さんはバザーが中心となりますが、かなりたくさんの商品が集まって来ているようで、2年生の実行委員さんもも準備に来ておられました。
 玄関では軽音フォーク部が野外ステージの作成に取組んでいます。古いステージが老朽化していくので毎年新しいステージを作成し、交換しています。みんな額に汗して一生懸命電動ドリルを駆使して、作成していました。怪我をしないようにして下さい。
 生徒も保護者も二週間後の今高祭にむけて、準備に大忙しの週末でした。

高校説明会と口縄坂

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 朝から大阪市立夕陽丘中学校の高校説明会に行ってきました。夕陽丘中学校は本校があります浪速区のお隣の天王寺区にある中学校で、最近は新しいマンションが次々とたちどんどん在校生が増えているそうです。今日はいつも説明会で使用するプレゼンテーションのスライドに加えて、放送部と写真部で作成してくれた今宮高校の案内の動画(ホームページにもアップされています。)も使わせてもらいました。少しでも今宮高校生の日頃の姿が伝わればと思います。
 説明会の終了後、夕陽丘周辺を少し歩いていると「口縄坂」という坂道がありました。この坂は松屋町筋から上町大地へ登る天王寺七坂の一つで「大阪みどりの百選」にも選定されています。坂の上り口にの看板には「坂の下から眺めると道の起伏がくちなわ(蛇)に似ているところから、この名がつけられたという。」と解説されていました。坂の上には織田作之助の文学碑があり、彼の著書『木の都』の一節が刻まれています。
 文学碑を読んでいると下から登ってこられたお年寄りが「こんいちは」と挨拶して下さいました。さすがに織田作之助がが一番愛した坂というだけあってとても穏やかで趣のある坂でした。

文化祭にむけて三味線の練習です。

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 早朝から各団が体育祭の応援合戦の練習で汗を流しています。今年は耐震化工事の影響で練習場所が狭く、すべての団が一斉には練習ができません。それでも朝と昼休みはたくさんの練習する生徒で玄関前は大混雑です。
 写真は今日の6・7時間目の3年生選択科目「和楽器奏法研究」です。現在は文化祭で披露する三味線コンサートの練習の真っ最中です。謡いも入り、かなり本格的でみんな真剣な表情で練習していました。1学期にも玄関ロビーでコンサートを開いてくれましたが、その時よりも格段に進歩していました。文化祭での本番が楽しみです。ふと、机の上を見ると「和楽器チューナー」という小さな機械が置かれていました。日本の伝統芸術でもデジタル機器が活躍するのだと感心してしまいました。
 この「和楽器奏法研究」は文化祭までは三味線、それ以降は篳篥や笙といった楽器の練習となります。
 今日も残暑が厳しいですが生徒たちはそれぞれの活動に一生懸命取り組んでくれています。

季節が変わってきました。

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 今度の日曜日、9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」です。五節句の一つで、菊の節句とも呼ばれています。五節句とは1月7日(人日:七草)、3月3日(上巳:桃の節句)、5月5日(端午の節句)、7月7日(七夕)で、9月9日が重陽の節句です。
 古来中国の陰陽思想では奇数は良いことを表す陽数、偶数は悪いことを示す陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりです。そして陽数で一番大きな数字である9が重なる日である9月9日が「重陽」と呼ばれ、邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりしていました。また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、身体をぬぐうなどの習慣があったそうです。今はあまりお祝いすることはありませんが、昔は盛んだったそうです。
 空を見ると秋の雲と夏の雲が同居しています。気がつくとあれほどうるさかった蝉の声も聞こえなくなり、今高祭の準備を終えて夕闇の中を生徒たちが帰っていく足元からは秋の虫の声が聞こえてきています。季節が夏から秋にどんどん変わってきています。