不安定な天候が続いています。昨日は急な大雨が大きな被害をもたらしたようですし、今日も青空と今にも振り出しそうな雲が混在しています。
さて、今日8月15日は67回目の終戦記念日です。全国で戦争の犠牲となった約310万人(軍人・軍属約230万人、民間人約80万人)の冥福を祈り、不戦が誓われました。今日の夜にはSMAPの中居正広さん主演の映画『私は貝になりたい』が放送されます。この『私は貝になりたい』は私に戦争の理不尽さを始めて痛感させてくれたドラマです。もちろん今夜放送される映画ではなくて、TBSで1958年に制作され私が高校時代だった1970年代に再放送されたものです。また、1959年度の制作された映画もその後鑑賞しました。どちらもフランキー堺さんが主演で、当時大人気で軽妙な喜劇俳優のフランキー堺さんが主人公を演じたことも衝撃的だったと記憶しています。その後は所ジョージさんもテレビドラマで主人公を演じています。
物語は高知県で理髪店を営んでいた気は弱いが平凡な人柄の人物であった清水豊松が昭和19年に戦争が激化する中で出征することとなります。ある日、撃墜されたアメリカ軍の爆撃機の搭乗員が山中に降下します。軍司令官による「搭乗員を確保、適当な処分をせよ!」という命令が彼の所属していた部隊に下り、山中探索の結果、瀕死の搭乗員を発見します。そこで清水豊松は、隊長から他の二等兵とともに銃剣でその米兵を刺すよう命じられました。終戦後、豊松は無事に復職し理髪店を営んでいましたが、戦犯として特殊警察に逮捕され裁判にかけられるのです。
とてもつらい物語ですが、中居さん主演の作品を今日は観てみようと思っています。