天王寺区民センターで開催されました天王寺区公立高等学校説明会に参加させていただきました。これは天王寺区にあります3中学校(高津・天王寺・夕陽丘中学校)が合同で保護者の方々を対象として行われたもので、府立からは清水谷高校・布施高校・高津高校、大阪市立からは大阪ビジネスフロンティア高校・都島工業高校が参加されました。天王寺区は旧5学区に属するため6学区にあった今宮高校は距離的には近くですが、普通科時代は学区外の高校でした。総合学科となって本校は全府下から通えるようになり、距離的にも大変近いので今年度も4名の生徒が入学してくれています。
さて、会場はたくさんの保護者の方で一杯で、私たちの説明を真剣に聞いていただき、参加された方々の関心の高さがひしひしと伝わってきました。今春の高校入試は私学の授業料無償化の拡大にともない、多くの公立高校が定員割れをするという厳しい状況でした。しかし、公立高校はそれぞれの特徴と特色を持ちながらも、長い間地域に根差して、進学・就職といった進路保障と学校行事やクラブ活動を通した主体性や人間関係(仲間)づくりをバランスよく教育活動に位置付けて、これまで様々な職場や地域で活動・活躍する人材を育成してきました。もちろん、これまで経済的に厳しかったり、家庭状況に困難を抱えている生徒を支え続けてきたという実績とノウハウも有しています。また、教員と生徒、保護者地域が工夫と手作りで学校をつくってきた歴史もあります。こうした機会を通して公立高校のよさをアピールしていきたいと思います。