今日は校内のあちらこちらでたくさんの行事や取組みがありました。
まず、写真は新自彊会館で行われた3年生選択科目『音楽Ⅲ』受講生徒による箏曲発表会です。ほとんどが初心者で9月から練習をはじめて3カ月ですがとても立派な演奏を披露してくれました。曲は「夕やけ小やけ」「踊るポンポコリン」「若葉」そして「ジングルベル」の4曲でとても多彩で楽しい内容でした。生徒の皆さん、そして指導していただいてます吉田純子先生、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。
午後からは1年生は多目的ホールで講演を聴きました。講師はここ3年間毎年来ていただいている野宿者ネットワーク代表の生田武志さんで「野宿生活者問題について」というテーマでのお話を伺いました。ご存じの通り本校はあいりん地区と呼ばれる地域とJR環状線を挟んで比較的近くに立地しており、生徒たちは野宿生活をしている人を日常的に見かけています。また、今年は梅田で高校生を含む若者が野宿生活者を襲撃して死に至らしめるという非常にいたましい事件も起きています。少しでもこの問題について知ってもらい、現在の貧困問題について考える機会にしてほしいと思います。
2年生は体育館で先月行った職場訪問の報告会です。各班は短い発表時間の中にしっかりと訪問内容と仕事の意義、そして自分たちが今しなければならないことなどをまとめていました。
3年生は大阪弁護士会から6名の弁護士さんに来ていただいて各クラスで労働法を中心とした労働問題についてのお話しを聞きました。ほとんどの生徒は上級学校に進学しますが、将来社会人になった時に備えての学習です。お忙しい中、生徒たちのために熱心にお話しをしていただきました6人の弁護士さんに心よりお礼申し上げます。