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11月になりました。

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 気温がぐっと下がって秋を飛び越してすぐに冬になってしまいそうな気候です。昨日まではハロウィンのディスプレーでオレンジ色が目についた街でしたが、一夜明けて11月になったとたんに今度は緑と赤、クリスマスの色に街が染まり始めています。気の早いところはもうクリスマスツリーが飾られ始めていました。何となく気ぜわしくなってしまいますね。
 さて、最近の高校説明会で、総合学科は自分の進路をしっかりと持っている人には自分の進路に会った選択が出来るので有利だけど、なかなか決められない生徒にとってはどうなんでしょうか?という質問をされる方がよくおられます。
 確かに総合学科では自分の進路をしっかりと持っている生徒にとっては自分にあったベストの科目選択ができます。しかし大切なことは総合学科では自分で科目選択をしなければならないという制度によって、生徒一人ひとりがしっかりと自分と向き合って将来について考えなければならない状況におかれるということです。そして、既成の文型か理系か、進学か就職かといった選択ではなく、一人ひとりがそれぞれの進路実現にむけた自分だけの時間割を作るためにしっかりと進路や将来について考える必要があります。では、もし進路が決められなかった時はどうすればいいのでしょうか?その時は普通科と同じような幅広の時間割を自分で作ればいいわけです。それが出来るのも総合学科だからです。
 何よりも大切なことは高校生という時期にしっかりと自分の将来について考えるということであり、総合学科ではそのことが必然的に求められます。これが自分で考え、選択し、将来を切り拓いていく力を養っていくことにつながっていきます。まさにグローバルな社会で生き抜いていく力を育むという総合学科教育の根幹があると言えます。