記事一覧

「毛馬の閘門」と蕪村の句碑

ファイル 407-1.jpgファイル 407-2.jpgファイル 407-3.jpgファイル 407-4.jpg

 今日は日曜日で学校はグランド開放です。少年野球の子どもたちが元気にグランドを走っています。生徒の皆さんは明日から始まる中間考査にむけての試験勉強は順調に進んでいますか? 
 さて、この間の木曜日(10/13)、大阪市立淀川中学校の進学説明会にお招きいただき本校の紹介をさせていただきました。都島区毛馬にある中学校で本校からは遠い感じがしていましたが、実際には地下鉄大国町から中津まで10分ちょっと、地下鉄中津から市バスで15分、バス停から学校まで10分で40分ほどで到着しました。思いのほか近かったのでびっくりで、少し早く着いたので中学校のそばにある淀川の堤防に登ってみました。
 大きな淀川がゆったりと流れ、前方には淀川大堰、そして南側には有名な「毛馬の閘門(こうもん)」があります。「毛馬の閘門」は新しくなる淀川と旧淀川を行き来する船の航路確保を目的に、毛馬第一閘門が明治40年8月に建設され、淀川と旧淀川では水位に差があるため、船は閘門内で水位調節の間停泊し、その後それぞれの川へ出ていきました。毛馬閘門は、昭和51年1月まで使用され、その役割は現在の毛馬閘門が引き継いでいると毛馬第一閘門前の説明プレートに解説されていました。
 そのすぐそばに立派な石碑が立っています。与謝蕪村生誕地の句碑で、「春風や堤長うして家遠し」という句が刻まれています。これは「春風馬堤曲(しゅんぷうばていきょく)」に、故郷の毛馬村への想いを託して詠まれたもので、蕪村自身の筆跡を拡大して刻まれたものだそうです。
 秋風に吹かれて堤防からゆったりと流れる淀川を見ていると、なんとなく穏やかな気持ちになりました。