今日は二十四節気の6番目「穀雨」です。「穀雨」とは雨が降って百穀を潤すという意味の言葉です。まさに今日の雨のようなやわらかい感じの雨のことでしょうか。穀物も人も一見激しさや華やかさや劇的な変化はないけれど、ゆっくりとしみわたって潤していく雨のようなやさしさや小さな積み重ねで成長していくものだと思います。郷の雨を見ながら、ゆっくりと見守っていく気持ちも大切だとあらためて感じています。
さて、美術部員がクラブの機関紙を届けてくれました。「無何有郷」を「ゆうとぴあ」と訳しています。「無何有郷」(むかうのさと)とは自然のままで、何の作為もない理想郷のことを言います。この冊子のトップには「☆ユートピアとは?」として「版画集です。1年に1度、美術部員みんなで製作してます。コピーなんかじゃありません!!1枚1枚心をこめて刷っているのです。その数1人300枚!!努力・体力・意力・活力・協力・握力ぜんぶ使ってます。そんなユートピアですが、今回のテーマは『美しき日本』です。」とあります。部員の紹介とともに表紙裏表紙をいれて8枚の版画作品が納められています。確かに丁寧な手作りでとても素敵な冊子です。本校の美術部はとても伝統あるクラブでさまざまな活動に取組んでいます。美術部の皆さん、素敵な版画集をありがとうございました。