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折口信夫先生について

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 写真の人物は折口信夫先生で、校長室に飾られています。折口先生は明治20年(1887年)2月11日に当時の西成郡木津村市場筋(現在の浪速区鷗町)で生誕されました。ご存知のとおり先生は国文学者・民俗学者であり、釈迢空(しゃく ちょうくう)と号した詩人・歌人でもありました。そして明治44年(1911年)10月より大正14年(1914年)3月まで本校の前身であります旧制今宮中学校の教壇に立たれ、その後国学院大学の教授となられ「折口学」と総称される膨大な研究を成し遂げられました。その折口先生が100年前にこの地で教鞭をとっておられたと思うと、実に感慨深いものがあります。
 本校から北西方向にある鴎町公園(浪速区敷津西1-7)には先生の生誕碑と下記の「十日戎」の一文を刻んだ文学碑が建てられています。
「ほい駕籠を待ちこぞり居る人なかに おのづからわれも待ちごゝろなる
  正月がすむとすぐ十日戎である
 今宮の戎前から難波の入堀(いりぼり)川に面
 したお藏跡(くらあと)まで十丁あまりの間に
 ずつと子寶(こだから)店その外の店が出て
 揉み返すやうな人ごみである 其
 中を壓され壓されて來る色町のほい
 駕籠を見に出た記憶が消えない
     折口 信夫全集より」

雪とクラブ交流会

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 何年振りでしょうか?大阪でも積雪を記録しました。学校も雪化粧で真っ白です。とっても静かな学校ですが、体育館だけはだけは別で、中から大歓声が響いていました。というのは今日は生徒自治会企画のクラブ交流会です。これはクラブ間の交流を深め、部員同士の結束を深めることを目的とした交流会で、計画では運動場での開催でしたが、大雪のために体育館での開催となりました。でも、生徒諸君は朝から元気一杯。思いっきり楽しんでいました。赤チームと白チームに分かれての対抗戦ですが、ドッジボール、ボール運び、まんぽけ!フリフリダンス、しっぽとり、○×ゲーム、大縄、フォークダンスとレクレーション種目が中心のプログラムで遊び感覚満点です。はじけるよな笑顔で楽しんでいる生徒たちの姿を見ていると、これも日頃の厳しい学習やクラブ練習とのバランスを生徒たちは自分たちでとっているのだなあと感心しました。
 体育館の中で響く生徒たちの大歓声が、外で降り続く雪の静けさを際立たせているような冬の一日でした。