寒さが少し緩んだ今日、中庭の梅がたくさん咲き始めていることに気がつきました、昨日までの寒さで首をすくめて歩いていたせいか、周囲の変化に気がついていなかったようです。どんな厳しい時でも、背筋を伸ばして、しっかりと周りを見渡せる心の余裕が大切だなあと感じました。
さて、昨日は大阪府教育センターで開催された第36回高校教育シンポジウムに参加しました。このシンポジウムは校長協会主催で毎年開催されており、今回は「これからの社会で求められる人材」というテーマで日本IBM(株)最高顧問の北城恪太郎氏の講演を聴かせていただきました。北城氏は昨日、第6期中央教育審議会の委員にも任命されておられます。お話はIBMという多国籍企業での経営者としての経験から、グローバル化が進む社会の中で求められる人材についてお話くださいました。これからはイノベーションの実現を担う人材の育成が必要であり、①基礎学力(国際社会で通用する豊かな教養、語学、特に英語)、②倫理観・社会規範性(高い倫理観、公共心、他者への思いやり)、③社会人基礎力(課題を発見し、考え、行動する力、熱意・意欲、コミュニケーション力)を持った人材が求められている、また自分は「明るく、楽しく、前向きに」をモットーとしてこれまでやってこられたということでした。今宮高校の生徒も教職員もいろいろ大変なことはありますが、何事においても「明るく、楽しく、前向きに」という気持を忘れずに取り組んでいかなければと思いました。