今日も学校外よりたくさんの方々に来ていただき、本校生徒のために貴重なお話をしていただきました。
3年生は10月より人権学習で「労働問題」に取組んでいますが、今日は6名の弁護士の方々の「出前授業」ということで各クラスで労働問題についての講義をしていただきました。事前学習を通して関心を持ったことや弁護士の先生に質問したいことをまとめておき、本日の実施となりました。どのクラスも真剣に授業に取組んでくれました。
ほとんどの生徒が進学する本校では、進学後はそれぞれの専攻する分野を深めることが多く、一般的な「労働問題」について学習する機会はあまりないと思います。その意味で、労働問題に限らず、社会に生起しているさまざまな問題について基本的・包括的に学ぶ機会は高校が最後となる場合が多いのではないでしょうか?生徒の質問の中にも「入社前に提示された労働条件と入社後の実際の労働実態が違った時、会社に直接訴えると働きづらくなることもあるかもしれない。こういう時はどうしたらいいのでしょうか?」というものもありました。こうした具体的な内容とともに、改めて「働く」ということの意味や価値、そして義務や権利について学ぶことが大切だと思います。
2年生は後期の「自己探求(総合的な学習の時間)」で「テーマ別研究」に取組みます。「国際」「環境」「福祉」「人権」など21世紀をよりよい社会にしていくために解決しなければならない課題について、一人ひとりがテーマを決めて研究に取組んでもらいます。今日はその第一歩で7つのテーマ別の講演会を開催しました。(詳しい内容はHPにアップされています。)今日の講演を受けて、この後一人ひとりが自分のテーマを決定し、最終的には2月の発表をめざして取組んでいきます。各クラスの生徒は7つの部屋に別れ、次回自分が聞いてきたテーマの内容を各クラスで報告するということもあって真剣に講師の方々の話に聴き入っていました。最終の報告は冊子にできたらと2学年では考えています。
本日、本校の生徒のために貴重お時間を割いていただきました皆さんに心より感謝申し上げます。