今日は地球、金星、太陽が一直線に並び、私たちからは金星が太陽を横切るという珍しい現象が観ることのできる日でした。
朝から天文地球部と顧問の松本先生がアプローチに天体望遠鏡を設置して投影法による観測を行いました。もちろん多くの生徒が集まって来て朝だけでなく、手に手に先日の金環日食で使用した観測用のフィルターも活用して、途中の休み時間やお昼休みにもたくさんの生徒が観測してくれていました。顧問の先生によると次回の金星による太陽面通貨は105年後で、先日の金環日食よりも珍しいとのことです。
実際に観てみますと金星はほんの点で、まるで太陽のほくろのように見えました。でも、金星の大きさはほぼ地球と同じくらいですから、太陽がいかに巨大かがわかります。天体ショーを見るたびに感じるのが、あの金星のように太陽に比べてほんの小さな惑星である地球で生きている私たち人間のちっぽけさです。そのちっぽけな私たちが悩んだり、いがみ合ったりしているわけです。私はそう考えると何だか気持ちがとても軽くなります。下を向くと自分の足元しか見えなくなり、気持ちが沈んでいきますが、上を見上げると自らの存在と未来への活力が湧き上がってきることを実感できますね。