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「英国王のスピーチ」を観ました。

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 「英国王のスピーチ」は本年度の米アカデミー賞で作品賞、監督賞(トム・フーバー)、脚本賞(トム・フーバー)、そして主演男優賞(コリン・ファース)の4部門でオスカーを獲得した作品です。大変話題になっているので一応チェックしておかねばと映画館に行きました。主人公は現英国女王エリザベス二世女王の父ジョージ6世。子ども頃から内気で吃音に悩む彼が、言語療法士の助けを借りて、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づけるスピーチをするまでを描いた歴史ドラマです。派手な場面もなく、物語は淡々と進むしっとりとした作品です。見方はいろいろあるでしょうが、私はこの作品を観て、自分の考えや思いを相手にしゃべることによって伝えることが大切な文化を持つ国と、あまり多くを語らず、どちらかというと相手の気持ちを「察する」ことを大切にしてきた日本との文化的なギャップを改めて感じました。
 今日は二十四節気の一つである啓蟄(けいちつ)です。さまざまな生物が動き出し、地中から出てくる日です。風はまだ冷たいですが、春はすでに始まっています。今週は総合学科13期生が本校を巣立っていきます。
(写真は玄関前の築山と通天閣から見た景色です。中央に本校が見えます。)