本日、夏季休業明けの全校集会を行いました。特段に暑かった今年の夏休みも終わり、あれほどうるさかった蝉の声にかわって、生徒たちのたくさんの明るい笑顔と挨拶、そして笑い声で学校が満たされました。
始業の挨拶ですから、元気のでるような内容がふさわしいとは思いますが、今回はどうしても生徒の皆さんに伝えたいことがありました。それは「命」の大切さです。なんだ、またそのことかと生徒たちも思うかもしれませんが、自分としてはこの夏に大阪市西区で生起した3歳と1歳の幼児が母親に置き去りにされ衰弱死した、というよりも衰弱死させられたというあまりにも痛ましい事件を生徒たちに改めて、そして深刻に受け止めて欲しかったからです。そして、自分たちが生まれてきたことの奇跡と今生きているというすばらしさを実感してほしい。生きていることに感謝してほしい。その上で、これからの毎日の取組みを心に希望と自信を誇りをしっかりと持っていきいきと大切に取り組んで欲しいという旨を話させていただきました。とても暑い体育館で、しかも重たい話でしたが、静かに聞いてくれた生徒の皆さんに感謝いたします。
その後は、夏休み中の表彰。軽音エレキ部、ブラスバンド部、水球部、ダンス部、美術部など今回もたくさんの表彰状やカップ、トロフィーを全校生徒の前でお渡しすることができてうれしかったです。
また、この夏から1年間にわたり本校で留学生活を送るアメリカのイリノイ州からの州からの留学生ケニー・マニング君の紹介と挨拶、1年間のフランス留学から帰国した12期生山野瑞季さんの帰国報告、生徒指導部諸注意、自治会連絡と盛りだくさんの全体集会でした。
ともあれ、おかえりなさい! 明日からもまた、楽しく充実した学校生活を送りましょう。