夏季の休暇をいただきありがとうございました。おかげ様でいっぱいリフレッシュいたしました。
さて、休暇明けに校長室に久しぶりに入りますと、机上に自彊会会報が届けられていました。今回のメインは昨年9月21日に他界されました芥川賞作家の庄野潤三先生を追悼する記事でありました。先生は本校で戦後間もなく教鞭をとられ、野球部長として初めて春の甲子園へと導いて下さった方であり、「第三の新人」を代表する一人として活躍されました。今宮高校の歴史に大きな足跡を残された先生の心よりご冥福をお祈りいたします。
自彊会会報を手にしますと、今宮高校の卒業生の方々の母校と仲間に対する思いがひしひしと伝わってきます。卒業生で本校書道教諭として定年を迎えられた早崎先生の記事、現在の学校の様子を伝える学校だより、各クラブのOB会、同期会だよりと盛りだくさんの内容ではありますが、この会報を手にとられ、懐かしく母校に思いをはせておられる多くの卒業生の方々のお姿が目に浮かびます。自彊会会報が多くの卒業生と学校をつなげてくれています。もちろん、学校のホームページを開けば、リアルタイムに学校の様子はわかりますが、こうした年に1度届く「会報」という媒体が手触りと、そこから伝わってくる暖かさを感じ、作成していただいている自彊会の幹事の方々にもお礼を申し上げます。加えて、すべての自彊会会員の皆様へ、本校のためにひとかたならぬご支援をいただいておりますことに改めて心より感謝申し上げます。