今日は1年生の英語暗唱大会(Racitation Contest)のファイナルが開催されました。各クラスの予選を勝ち抜いた12名によるファイナルです。2年生のスピーチコンテストは内容も自分で考えますが、1年生はまず暗唱大会です。今年のテキストはパキスタンで女子教育の権利を訴え、イスラム武装勢力に銃撃されたマララ・ユスフザイさんが昨年ニューヨークの国連本部で開かれた会合で演説した最後の一節です。
暗唱大会といってもファイナリストの皆さんはとても情感を込めて、まさに訴えるかのようなスピーチを披露してくれました。私も表彰式後の講評で述べさせていただきましたが、暗唱大会といっても、単に英語の文章を暗記してしゃべるだけでは、聴衆を魅了することはできません。その文章の背景にあるものもしっかりと捉えることがまず必要です。マララさんは16歳で、まさに日本で言えば高校生の世代です。その彼女が命を危険にさらしながらも、国連で自分の考えや思い、そして希望を世界の要人たちの前で堂々訴える姿をしっかりと自分の心の中に描きながらスピーチすることが大切だと思います。優勝者はもちろんのこと、今日のファイナリストの皆さんはみんなそれができていたと思います。聴いていてまるで自分が国連の会場にいるかのように感動しました。とても素晴らしスピーチをありがとうございました。
さて、明日金曜日と週明けの月曜日はいよいよ前期選抜の入学志願書の受付です。天気予報によると明日は雪かみぞれということで天候がとても心配ですが、中学生の皆さんは道中くれぐれも注意して、出願に来てください。