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「自然史探求」の授業

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 自然大好きの地学科松本教諭が担当している「生命科学」の中の3年生前期選択科目「自然史探求」の授業を見学しました。
 「自然史探求」は地球の誕生から現在までの45億年間の地球の歴史について、野外観察も交えながら、実験実習観察を中心に学びます。さらに日本の数々の風景美をつくる大地の営みにも触れ、地球を愛する心を育むことを目的としています。
 内容は「地球の歴史と変遷」では地球の誕生、大気や海洋、大陸の起源と変遷 ・古生代・中生代・新生代の古生物や恐竜の絶滅、博物館や都市のビル壁に見られる化石見学 ・地球環境の変遷と未来について学び、考えます。また、「地球の変動と自然の景観」では地震、活断層、火山など、地球の変動 ・大陸移動とプレートテクトニクスや鉱物や岩石の実習と岩石が造る様々な自然の景観(風景美)、日本アルプスの自然、日本列島の生い立ちと進化などが主題となります。
 この日は「氷河によって形づくられた槍・穂高連峰(北アルプス)」をテーマに、松本教諭が実際に現地で撮影したたくさんの写真を映しながら山々の魅力も話されていました。受講している生徒の皆さんも自然が好きそうで、とても興味深くスクリーンに映し出される北アルプスの美しさに見入っていました。自然が作り出す美しさにはそのスケールにも、繊細さにも、驚愕するばかりです。