第3回「国語土曜塾」開催について
(実践報告と情報交換・講演のご案内)
本校では、開かれた学校をめざして本校の教育力を「今宮教養講座」として多様な学びの機会を提供しているところです。このたび、大阪府高等学校国語研究会と連携して、「今宮教養講座」のひとつとして学校教員を対象とした第3回「国語土曜塾」を下記の要領で開催いたします。校務ご多用の折とは存じますが、貴校の先生方にご紹介頂きますようご配慮の程よろしくお願い申しあげます。
■日時 平成30年1月27日(土) 14:00~17:00
■場所 大阪府立今宮高等学校 会議室 (本館2F)
〒556-0013 大阪市浪速区戎本町2-7-39 電話06-6641-2612
(JR・南海新今宮駅、地下鉄大国町駅から300㍍)
■時程・内容
13:40~14:00 受 付
14:00~14:10 開会 概要説明 小山秀樹(大阪府指導教諭・今宮高校)
司会進行 野田あゆみ(清風高校教諭 教職経験9年)
14:10~14:40 <実践報告・意見交換> 「バイヤー的(つぎはぎ)授業」 水山 知春(阿倍野高校教諭 教職経験9年)
教員になってからの9年間、「生徒が自分で、自分の言葉で/考えて/書く」時間を授業の中で設けたいと思いつつ、学年共通テストの内容や国語が苦手な生徒の反応を気にし、自分の知識と技術の不足に苦しむ日々が続いています。それでも教員を続けてこられたのは、新しい教え方を知り、目の前の生徒に向けてアレンジする楽しみがあったからです。数少ない成功例を中心に、これまでの実践を報告させていただきます。
14:40~15:30 <講 演>「学校でしかできないこと」「国語科でしかできないこと」
鈴木 寿(箕面高校指導教諭 教職経験35年) 授業の方法のみの追求の先には何があるのか?本当に自分で考える力になる「論理」とは?AIにできる国語の授業?
国語の授業では、応用できる「読む力」だけでなく、魅力的な作品としての評論・小説「に学ぶ力」をつけることも重要です。これまでの『羅生門』『山月記』『こころ』『檸檬』『舞姫』、『であることとすること』などの授業を例に、多くの資料を用意して、「学校でしかできないこと」「国語科でしかできないこと」について考えます。
15:40~16:30 提案と対話
『今年度第2弾!!指導教諭が経験から話す- 授業の大切・授業のヒント』
鈴木 寿(大阪府指導教諭・箕面高校) 岡田一心 (大阪府指導教諭・長尾高校)
武田信紀(大阪府指導教諭・長野高校) 涔口修司(大阪府指導教諭・高津高校)
浅野裕傑(大阪府指導教諭・北かわち皐が丘高校)
小山秀樹(大阪府指導教諭・今宮高校)
今年度第2弾の大阪府国語科指導教諭が一同に集まる企画です。それぞれの経験から、国語科授業の目的や方法、気づきをお話しいただきます。きっとみなさんの実践に役立つヒントをたくさん出していただけると思います。ちょっとした悩みや今さらと思って聞けないことなどをどんどん質問してください。授業に向かう気持ちも新鮮になり、明日からの授業にきっと役に立ちます!?
16:30~17:00 交流・相談・情報交換
「国語の授業、こんなふうにやってます、こんなことはどうしています?」
引き続き、相談、情報交換会を行います。指導教諭の先生方にも加わっていただきます。
■講師紹介
鈴木 寿(すずき ひさし)府立高校5校を経験、指導教諭として2校で計8年目。学校ごとに異なる課題がある中で、どの学校においても共通する教科指導の観点、高校卒業までに必要な「共通知」を模索してきました。土曜塾のような場で、国語科教員の共通知を確認しさらに深めていくことが大切だと考えています。日本近代文学会、日本国語教育学会所属、俳句グループ「船団の会」会務委員。「「軽くて強い」指導的批評家-丸谷才一・大岡信の子規像」(「国文学解釈と鑑賞」2010年11月)、「「共通知」としての文学と思考の入り口-小説の授業と生徒の力の発見」(「教育PRO」2013年7月2日)「『舞姫』-豊太郎の語りを相対化する試み」(「月刊国語教育研究」2016年8月)他
●懇親会案内 土曜塾終了後、懇親会(費用実費)を開きます。国語の指導力向上は、ともに学びあう仲間づくりから始まります。特に若手の先生方、ふるってご参加ください。参加ご希望の方は、申し込み欄に○印をおつけください。
■お申込み方法 下の入力画面よりお申込みください。
■お問い合わせ 大阪府立今宮高等学校 06-6641-2612(FAX 06-6645-7608)小山秀樹