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第16代校長今井重昭先生が叙勲されました。

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 本校第16代校長(昭和62年~64年)の今井重昭先生がこの春の叙勲で、瑞宝小綬章を受章されました。そして、本日学校まで勲章と勲記(証書)を受け取りにこられました。私はご自宅までお届けすると申し上げましたが、久しぶりに学校も見たいのでということで御足労下さいました。
 先生は昭和26年3月、東京高等師範学校を卒業し、同年4月大阪府立布施高等学校教諭に補され、戦後の困難な情勢の中で、学校教育の正常化に鋭意努力するとともに、国語科教員として新生日本にふさわしい新しい時代の国語教育の研修と生徒の学力の増進を図る工夫を重ね、教育活動に寄与されました。また、昭和29年4月から1年間、京都大学文学部研修員を命ぜられ、新しい国語科教育の振興に努めるべく研鑽されました。その後、大阪府立四条畷高等学校、大阪府立阪南高等学校で勤務され、大阪府立衛生看護高等学校の新設業務に携わり大いに貢献され、新設された大阪府立白菊高等学校で勤務されました。そして、大阪府教育委員会指導第一課に指導主事として任命され、府下高等学校の教育、生徒指導や同和教育の指導に当たるとともに教科内容及びその取扱いについて各学校に指示するなど高等学校の教育水準の高揚に努められました。
 その後大阪府立枚方西高等学校、大阪府立茨木高等学校で教頭を務められ、昭和59年1月、大阪府立福井高等学校長に補せられ、高校急増期で新設された同校の初代校長となり、新校建設にご尽力され、豊富な経験をもって手腕をふるわれました。そして、昭和62年4月、大阪府立今宮高等学校長となられ、本校の発展に尽くされました。
 こうして今井先生のご経歴を振り返りますと、本当に大阪府の教育のために長きにわたりご活躍され、大変な業績を上げられた方であることを改めて認識させていただきました。現在84歳ということですが、とてもお元気でかくしゃくとしておられます。今井先生、この度の御叙勲、誠におめでとうございます。