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新世界フィールドワーク

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 今日の6、7限目に3年生選択科目「世界の歴史と地域を学ぶ」では本校のすぐそばにある新世界界隈のフィールドワークに出かけました。私も同行し、ところどころで解説(昔話?)をさせていただきました。
 新世界界隈は昨今、通天閣の開業百周年関連イベントでとても盛り上がっています。特にキン肉マンをメインとしたプロジェクトにより、商店街の中はきん肉マン関係のフィギアや看板で溢れています。また、串かつ屋やビリケンさんを始めとする大阪名物のおみやげ物も並び観光地として各地からたくさんの人々が訪れているようです。
 フィールドワークではジャンジャン町(横丁)から入り、通天閣までのメインストリート歩きましたが、お店の前には訪れた芸能人の写真が飾られ、人通りもとても多く賑わっています。また、スパワールドの北側には市電霞町線(恵比寿町~霞町の約1,5キロの路線で1913年開業、1966年廃止)の開業は焼く年を記念して市電2201号を展示していました。
 通天閣を過ぎると北側の商店街は人通りがめっきりと少なくなります。そして、今回のフィールドワークのポイントである新世界市場の通りに入ると、そこはまさにシャッター通りともいえる状況にありました。観光地としてきらびやかな看板と巨大なビリケンさんが並ぶメインストリートとはまったく別の世界がここにはありました。かつては庶民の町、労働者の町として地域の人々の暮らしを支えてきた商店街は、観光地として活況を呈している新世界エリアの中で、その役割を終えようといているのでしょうか?次回のフィールドワークでは、この通りで営業している方々のインタビューを通して現状を学び、商店街の活性化が学習のテーマとなります。