記事一覧

四天王寺で舞楽の観賞をしました。

ファイル 760-1.jpgファイル 760-2.jpgファイル 760-3.jpgファイル 760-4.jpgファイル 760-5.jpg

 3年生選択科目「和楽器奏法研究」では2学期の後半から篳篥、龍笛、笙といった日本古来から伝わる雅楽の楽器の奏法について学びます。今日はちょうどその選択の時間に四天王寺で経供養舞楽が行われるということで見学に行ってきました。古来この法事は非公開で、舞楽も一般の人は見ることができなかったので、大阪の方言の「縁の下の舞」(誰にも見られず苦労することの意)という言葉の始まりともいわれているそうです。
 5時間目が終わってから徒歩で四天王寺の太子殿に生徒がやってきた頃に、授業でお世話になっている社会人講師の寺西覚水先生が舞われる「蘇莫者」がちょうど始まりました。この舞楽は古来より天王寺楽所の楽家薗家の秘舞として伝承されてきたものだそうです。雅楽の音色のもと、鮮やかな装束に身を包んでの舞いは実に優雅で美しいものでした。
 私もほとんど雅楽に接する機会がありませんでしたが、今日は生徒さんたちと共に貴重な経験をさせていただきました。