ハロウィーンが近づいているので、街にはかぼちゃのオレンジ色が溢れてきましたが、それほど盛り上がっているようには見えません。クリスマスやバレンタインデーのようにプレゼントで大きく消費者が動くということがないからでしょうか?徐々に広まっているような気もしますが、秋の風物詩にはまだまだなっていないようです。
さて、河内長野市の高校説明会にお邪魔した時のことです。説明者の控室のテーブルの上に、ちょっとしたお菓子と飲み物と共に写真のような栗がさりげなく置かれていました。こうした心遣いはとても嬉しいもので、秋を感じさせていただきました。茶の湯では季節をとても大切にするそうで、床の間の飾りや出されるお菓子にも自然のひとこまを表現されます。本校茶道部のお茶会にも何度か参加させていただきましたが、いつも季節を感じるおもてなしをしてくださいます。日本では春夏秋冬の自然の移ろいを愛でる文化が茶の湯や俳諧など様々な形で培われてきました。さりげなくテーブルに栗を置くセンスはとてもおしゃれですね。