先日、校長室に今年度の自彊会(本校の同窓会)会報が届けられました。今年の表紙を飾ったのは総合学科8期生(高58期)で漫画の原作者として活躍する金城宗幸さんの作品『神様の言うとおり』(別冊少年マガジン連載中)です。毎年、表紙は今宮高校関係で活躍されている方々で表紙が飾られます。
自彊会会報は年1回の発行で24ページからなるとても読み応えのある会報です。内容は自彊トピックとして各方面で活躍されている方々からのご報告、学校だよりとして母校の生徒の活動を中心としたニュース、各クラブのOB会だより、同期会だより、そいて会務の報告や総会等の案内など盛りだくさんです。また、今年は高43期で2009年に芥川賞を受賞した津村記久子さんが第28回織田作之助賞を受賞した記事も掲載されています。
そして、嬉しいことに毎年この会報が同窓生の皆さんのお手元に届く頃、何件かのお電話を頂きます。それらはほとんどが、会報を見て久しぶりに母校の様子を聞きたいとか自分の現状を報告したいといった内容のものです。自彊会の皆様がいかに今宮高校を愛してくださっているかがひしひしと伝わってきます。本当にありがたいことです。現在、今宮高校で働かせていただいている教職員と学ばせていただいている生徒はこの伝統を大切に繋げていくことは重要な責務です。時代や社会の状況が変わっても大切にしなければならないものはしっかりと守り、次の世代へ伝えていかなければと思います。