今日はPTA行事「サウンドオブミュージック」鑑賞会に新年にも関わらず、梅田のハービスエントにある劇団四季劇場までたくさんの方にご参加いただき本当にありがとうございました。私も参加させていただきましたが、私も含めて、参加された皆さんには充分に楽しんでいただけたことと存じます。
私の世代にとっての「サウンドオブミュージック」は1965年公開のハリウッド映画が印象的で、主演のジュリー・アンドリュースの歌声と美しい風景が印象的でしたが、今日の劇団四季のミュージカルもとても素晴らしかったです。
物語は皆さんもよくご存知だと思いますが、ナチスドイツが台頭する中のオーストリア。前半は軍隊式の教育で子どもたちをしつけるトラップ海軍大佐の子どもたちを音楽で解放していく主人公マリアの奮闘、そして後半はトラップ大佐にナチスドイツの旗の掲揚を通して忠誠の証を強要したり、第三帝国海軍への参加を命令するナチスドイツに抗するトラップ大佐のオーストリア人としての尊厳を守る姿を「エーデルワイス」の歌に込めて表現されています。決して楽しく明るい音楽だけの物語ではなく、音楽は人間の尊厳を言葉を超えて守り、訴えていく力があることを表現しているところがこの作品をミュージカルのクラシックとして今も輝き続けさせていると思います。お正月から素晴らしい企画をしていただいたPTA企画委員の皆さんに感謝申し上げます。