今日の新聞報道によりますと、第28回織田作之助賞が本校卒業生で作家の津村記久子さんの「ワーカーズ・ダイジェスト」(集英社)に決まったということです。織田作之助賞は大阪市、大阪文学振興会、関西大学、毎日新聞社で作る実行委員会が主催する文学賞で、賞に冠せられている織田作之助は『夫婦善哉』などの作品で知られ、33才という若さで早世した大阪市出身の作家です。
津村記久子さんは本校48期生で、05年に「マンイーター」で太宰治賞を受賞しデビュー、08年に「ミュージック・ブレス・ユー!!」で野間文芸新人賞、09年には「ポトスライムの舟」で芥川賞を受賞しておられます。図書室の津村さんのコーナーにも受賞作は並べられていますが、興味のある人は是非ご一読ください。それにしてもすごい才能だと思います。
卒業生の方々のご活躍の様子をお伝えできることがとても嬉しく存じます。津村さんのますますのご活躍を祈念いたします。