大阪市中央公会堂で開催された「第44回税制経済セミナー」に参加してきました。このセミナーは「税を考える週間」の行事の一環として税務行政や租税教育に対する理解を深めるための催しです。大阪国税局長の挨拶から始まり、第1部は「税制の役割と税務行政の課題」というテーマで大阪国税局の調査部長さんから税に関する全般的なお話と日本型シニア社会を考えるという観点から税務行政を取り巻く環境の変化と今後の税金の使い方のあり方についてのお話、第2部は「アジアの興隆と日本経済」と題した神戸大学大学院の金京拓司さんの講演でした。グローバル経済の中の日本の厳しい現状や今話題のFATついてのお話で大変よく現在の経済状況がわかる内容でした。
さて、会場の大阪市中央公会堂ですが、平成14年に保存再生工事が終わってから初めて館内に入りました。中はきれいになってはいましたが、かつての重厚な歴史を感じさせるたたずまいはそのままでした。中央公会堂周辺の中之島公園もきれいに整備されており、多くの方が休憩したり写生を楽しんでおられました。バラ園ではたくさんのバラが大きな花を咲かせており、水都大阪らしい思わず散歩したくなるような市民の憩いの水辺となっていました。