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「野外スクーリング」について

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 「どうして今宮高校では修学旅行のことを野外スクーリングというのですか?」という質問を受けました。記念誌などから調べてますと今宮高校では九州観光旅行が修学旅行として長い間実施されていたそうです。そうした中で高校26期(昭和46年入学)の修学旅行がベースキャンプ方式による野外活動を中心としたものに変えていこうという意見が起り、大山を中心とした山陰地方で実施。その後は昭和48年の九州周遊観光を挟み、東北方面などで野外活動を中心とした修学旅行が実施されました。そして、昭和50年に修学旅行全般にわたる校内議論がなされ、昭和52年から6年間大山地方を中心とする野外活動を実施することが決定。修学旅行は「今宮野外スクーリング」と名付けられ、以後「豊かな風土との対話」「集団と自己との調和」を目標として実施されてきました。その伝統は現在も受け継がれており、今宮高校の修学旅行=「野外スクーリング」は生徒一人一人がテーマと目標を持った学習として実施されています。そのため、旅行の成否は事前の準備と深くかかわってきます。しっかりした準備が大きな成果へとつながっていきます。
 修学旅行は高校生活のメインとなる行事の一つです。費用も決して安いものではありません。これからも現地でしか学べないことをしっかりと考えて、より創意工夫を重ねながらすばらしい旅行の成果と思い出をつくってほしいと思います。