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地理B 地域巡検(その3)

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安居神社を後にして、有栖山清水寺へ。寺伝によれば1640年に延海阿闍梨という僧侶が観音様のお告げを受けて京都清水寺そっくりの寺を作ったということです。境内には「玉手の滝」という大阪市内唯一の滝があり、これも京都清水寺の音羽の滝を模している。また「清水の舞台」というプレートの張られた高台からは浪速区が一望できます。
 ここから北へあがると夕陽丘。101段の石段の上に大江神社があります。狛虎には阪神タイガースのファンからメガホンやぬいぐるみや優勝祈願が飾られており、まさにタイガースの聖地のようです。そしてその隣に有名な「愛染堂」があります。正式名称は勝鬘院。金堂には良縁成就・夫婦和合の本尊として名高い愛染明王が祀られており、境内には飲むと愛が叶うといわれている「愛染めの霊水」があります。金堂の北側には豊臣秀吉が再建し、大阪市最古の木造建造物として国の重要文化財に指定されている多宝塔があります。
 これで今回の地域巡検は終了し、全員で帰校しました。今回は学校の東北方面へ出かけましたが、歩いていける範囲でもまだまだ多くの歴史的ポイントが周辺には山ほどあります。生徒たちもとても熱心で、特にこういう巡検に参加してくれる女子生徒がこれから「歴女」となってくれるのかなと楽しみです。また、こうした体験からより地理や歴史に興味を持って学習してくれるきっかけになってくれればと願います。これからも大切に続けていきたい取組みのひとつです。