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冬休みの映画紹介

 今日から冬休みです。受験生は最後の追い込みで冬休みもお正月もないでしょうが、そんな厳しい暮れと新年も暖かい春を迎えるための試練です。まっすぐ前だけを見て頑張ってください。
 ここで報告を一つ。先日ご紹介した本校で練習をしていた長崎県の中学校選抜チームが全国都道府県対抗中学バレーボール大会において見事に優勝されました。昨年に続いて2年連続の優勝です。日本一のチームに練習場所を提供することができたことは、本校にとっても実に光栄なことです。本当におめでとうございます。
 さて、この冬休み中に私はゆっくりと好きな映画の鑑賞三昧で過ごしたいと思っていますが、お勧めの映画を三本ご紹介します。ただし、私の趣味で選んだ映画ですので一般的ではないかもしれません。
 「白いリボン」・・・2009年カンヌ国際映画祭でパルムドール大賞を受賞したドイツ映画です。監督はミヒャエル・ハネケ監督。舞台は第一次世界大戦前夜のドイツの小さな村で次々と生起する奇妙な事件を描いたサスペンス。モノクロの映像が当時のドイツの田舎の村の生活をしっとりと描き出しています。テアトル梅田で上映中。
 「デザート・フラワー」・・・ソマリアの砂漠に住む遊牧民から、 数々のコレクションで活躍した世界的トップモデル、ワリス・ディリーの自伝本 「砂漠の女ディリー」(1999/草思社)を映画化した作品です。単なる女性のサクセスストーリーではなく、「割礼」という現在も多くの女性を苦しめている残虐な因習の撲滅にむけたメッセージが強く込められています。これもテアトル梅田。
 「最後の忠臣蔵」・・・個人的には「たそがれ清兵衛」以来、時代劇に魅力を感じるようになりました。武士たちのとことん愚直な生き方に若い頃には感じなかった共感を加齢とともに持つようになってきました。役所広司演じる瀬尾孫左衛門がいいですよ。たくさんのシネコンで上映しています。