本校国語科の学校設定科目「私達の立っている場所」の公開授業を新自彊会館において実施しました。担当の小山秀樹教諭によるとこの科目名には「私達の社会がどうなっているかを知り、その中を生き抜く言葉を獲得する授業を」という願いが込められているということです。
今回の研究授業は「今宮に学ぶ」-対話、討論授業の試み-ということで生徒自身が課題を設定し、調査・研究をして問題提起、そして司会もして対話・討論をすすめるという内容でした。テーマは「自主規制」でしたが、生徒たちは準備も十分にしており、活発な討論が展開されました。
授業終了後に京都教育大学の植山俊宏教授を中心に参加者で研究協議を行いました。詳しい内容は近日中に本ホームページに報告をアップする予定です。
生徒たちはとても言葉を大切にしながら対話・討論が進めていました。決して攻撃的であったり、煽情的な言葉を使うことなく、自分たちで的確かつ明瞭な言葉や比喩をさぐりながら対話・討論を進めており、その過程においてもそれぞれの思考を深化させている様子がとても印象的でした。
参加された先生が「久しぶりに大人の高校生と出会った」という感想もいただきました。担当の小山先生、お疲れ様でした。そして忙しい中、参加していただいた方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。