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校内授業公開週間です。

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 今週は校内の授業公開週間です。これは授業力の向上をめざした取組みで、各教科から1名の教員が授業を公開し、お互いの授業を観察します。 
 今宮高校では総合学科に改編した時より、新しい学校のスタイルにマッチした新しい授業の創造が求められてきました。そして、当時から授業研究を教職員自らが主体的に行ってきました。総合学科では生徒が自分の進路や興味・関心により主体的に科目を選択します。そのためには学校は幅広い科目を準備するとともに、生徒の選択に答えるだけの内容も充実させなければなりません。そのためには自分の教科だけでなく、他の教科の授業も見学することにより、参考となる指導方法を研究し、授業力の向上を図る必要があります。今年は11の科目で授業を公開することとなりました。そして、週末の22日(金)の夕方にまとめのミーティングを行う予定です。
 私自身も何度も公開授業を経験しました。授業後の研究授業では先輩の方々から厳しい指摘やアドバイスをいただきましたし、先輩の授業や他の教科の授業を見学することにより、悪い言葉ですがそのスキルを「盗ん」できました。ある意味、教員の仕事は徒弟制的な面があり、しゃべりの間、注意の仕方、発問のタイミング、机間巡視などマニュアルでは表現したり伝えたりできない要素がたくさんあります。また、生徒の気質や雰囲気もどんどん変化していきますので、教える方法やスタイル、そして内容も工夫し変革していかなければなりません。授業にはこれでいいという到達点はなく、退職して教壇を降りる時まで授業力の向上を図らなければならないと思います。