11月16日(火)に本校で高等学校初任者研修の授業研究(初任者による授業)が開催されました。授業者は初任者で本校英語科の須山教諭。授業は1年生の英語G。他校の英語科の初任者40名と教育センターから指導主事等3名、そして英語の指導教諭2名にきていただき、授業見学の後、研究協議が行われました。
たくさんの先生に囲まれての授業でいつもは元気なクラスもこの日はかなり緊張している雰囲気がひしひしと感じられました。しかし、そういった中でも須山教諭は初任者とは思えないほど堂々とした授業を展開してくれました。
研究協議の場で、私も講話をさせていただく機会をいただき、自分が初任者であった頃のこと(担任を早く持ちたくてうずうずしていました。)や初任者の先生にお願いしたいことを話させていただきました。
現在、英語教育はコミュニケ-ション・ツールとして「使える英語」の力をつけることの必要性が求められています。確かにこのグローバルな社会で生きていくためにはとても大切なことです。加えて、英語そのものの面白さや異文化との出会いの楽しさを教えてほしいとお願いしました。社会科でも同じですが、受験や資格取得という目標達成のための学習も重要ですが、学習そのものが面白い、楽しい、やりがいがあると感じないと学習は苦行でしかありません。私は社会科の教員なので、英語の指導に関しては門外漢なのですが、「学ぶ」ということは楽しくてワクワクすることであり、生涯にわたって「学ぶ」ということを楽しむ気持ちを持つことの大切さ、そしてそれが人生を豊かにしてくれるということを子どもたちに伝えていくことも教員の大切な仕事だと思います。これからの教育を担っていく若い先生方に大いに期待します。